興味本位でモレスキンノートを買ってみた
震災絡みのライフハック的話を書こうと思っていたんですが、日を追うごとに状況が悪くなって、気楽にそんな話をする気がなくなってしまいました。
だから今日は全く関係ない、新たな物欲の話をします。
えー、2年くらい前から丸善に行くと陳列されているなぞの黒地のノートには気づいていました。ゴッホだかピカソだか欧米の芸術家、作家たちに愛用された伝説のノート。新品なのに古びた黄色っぽい紙質、子供の頃はいてたパンツに使われていたようなゴムのバンドが付いて、値段が2000円近い小さいノート。
当然、興味は持ちましたが、さて自分で使うかというと私はここ10数年もっぱらPDAユーザーで、商談メモと雑記用にほぼ日手帳だけは使っていましたが、結局予定もTODOも備忘録もなんでもデジタル化したい男です。私にとってほぼ日手帳とは、通帳と定規とポスト・イットをなくさずに携帯できるバッグインバッグみたいなものでした。もちろん会議や商談のメモは書くんですけど、TODOをPCに取り込む以外ほとんど読み返しもしないという酷い有様。商談の流れは結局自分で提出した書類とメールで辿ったほうが正確、という程度のノート術(ははは)
2011年、私はほぼ日手帳の購入をやめました。自宅にScanSnapを買ったこともあって、なんでもいいからメモを書いてスキャン、ちょっと長めのタイトルとtagをいっぱいつけてとりあえず取り込んでおいて後で検索をかける、というやり方を本格的に始めてみたのです。
メモ帳はRHODIAだったりシステム手帳のリフィルだったり。最近はSHOT NOTEを購入してiPhone経由で取り込むこともしています。
私がこのたいそうなノートを何に使うのか、全然見えませんでした。
そんなある日、丸善(丸善ばっかり行ってるようですが、梶井基次郎じゃないので伊東屋にも東急ハンズにも行きます)でたまたまこんな本を買いました。
モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方
- 作者: 堀正岳,中牟田洋子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 637回
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するとその口絵部分で紹介されてるユーザーのノートの美しいこと!「ほぼ日手帳」にも同じような攻略本がありますが、フォーマットがシンプルなせいか一段と自由に思えます。
あー、僕は営業マンだけど人の顔と名前を覚えられないヤツなんで、「これを買って新しく会う人の似顔絵でも描いていったら、良い修行になるかもしれない」と思い始め、この本を読了した後で(また丸善に)モレスキンノートのプレーン(ポケットサイズ)を買いに行きました。
「絵を描くなら、色を使ったほうがいいよな」と相棒になる筆記具を物色すると、なんとまあ、すぐ近くの棚でPentel Multi8という、なんというか「リフィル式8色鉛筆」みたいなものが売ってるじゃないですか!
- 出版社/メーカー: ぺんてる
- メディア: オフィス用品
- 購入: 1人 クリック: 9回
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- 出版社/メーカー: ぺんてる
- 発売日: 2015/06/27
- メディア: オフィス用品
- 購入: 10人 クリック: 112回
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結果、私のモレスキンノートは初期設定終了時点でこんな風になりました。
あまり収まりの良いようには見えませんが、このまま上着の内ポケットに入ります。
久しぶりに紙の手帳に向きあうと、最初の1ページは落ち着きませんでしたが、たまたま長い移動がある出張に行ったので、電車の中で心に映るよしなし事をそこはかはとなく書き始めたんですが、いや結構なんとかなるものですね。
ちなみにこの出張中に書いたのは、特急しなのに乗ってもいつも夜中に通ってる「寝覚の床」の超いいかげんなスケッチとかでした。
私はモレスキンにはTODOだの商談メモは書きません。好奇心の対象と、会った人のことと、なんかアイデア(プレゼン資料のラフスケッチとか)だけ書こうと決めて買いました。「何日までに何をやる」とか「商談中の商品仕様」とかはこれからもPCとiPhoneの中。
モレスキンにはすぐには役に立たない、もや~っとしたことだけ書いていくつもりです。