久しぶりに手帳の話 - 決して悪口というわけではなく

お久しぶりです。
Twitterは特にまとまった何かを書いてるわけではありませんが、ガス抜き効果だけは抜群なので、ブログを更新するだけの圧力がなかなか高まりません。
マックOS"Lion"も"MacBook Pro"もおかげさまでなんの問題もなく動いていますし、iPhone4もなんの不満もありません。狂ったようにCLIEを取っ換え引っ換えしていたのがウソのようです。そこで今日は手帳の話。

さて、4月に衝動買いしたMoleskineですが、飽きること無く愛用させていただいており、ここにきてようやく自分なりの使い方およびiPhoneとの連携みたいなものが定着してきたので、ちょっと報告しておきます。

Palm（やCLIE）を使っていた頃、半ば意地のような感じで紙の手帳を持たずになんでもデジタルで処理しようとしていましたが、その後悔い改めて「ほぼ日手帳」を3年、同カズンを2年使ってみました。しかしカズンはさすがに重くなりすぎるのと、予定表についてはその間もデジタル（数年前まではOutlook、今はGoogle Calendar）で管理していたわけで、結局使うのはデイリーノートのみという中途半端さでした。

そこで、4月からはMoleskine（ポケット）のプレーンに1日何ページとも決めずに書きたいだけ書く（または書かない）というやり方を採用したところ、これが快適。
用事がなくて1ページに2~3日のメモがあることもあれば、1日で2~3ページ使ってしまうこともありますが、気にしない。
本当に大事なことはメールやFAXなどで依頼がきますし、アポイントはその場でiPhoneの予定表アプリ（今はTap CalとCalenGooを併用中）に入れてしまうので、Moleskineにメモをするのは口頭でやりとりしたTODOと、打ち合わせの流れくらい。
それともうひとつ、私は仕事で年間数千人の方とお会いする（不特定多数とは言えないが、次にいつお会いするかはわからない人が多い）のですが、その人数に圧倒されて人の顔を覚えるのがすっかり苦手になってしまいました。4月にMoleskineを使い始めたときに書きましたが、「似顔絵でも描いたらいいんじゃないか」と思って、全員はとても無理ですが、その日お会いして名刺交換した人やグループリーダーの方などを顔を覚えているうちにメモする、ということを始めました。

すると、不思議なことに名刺だけだとすぐにわけわからなくなってしまうのが、たとえどんなに拙くても自分の印象で似顔絵を描いておくと、ちゃんとその絵からご本人の顔が浮かんでくる（100%では無いけど）ではありませんか（ていうか、ここ数年の間、人の顔をちゃんと覚えようという気持ちがなくなっていただけかも知れませんが）！

そんなわけで、開いてみると半ばラクガキ帳と化している私のMoleskineです。下手な絵に色をつけようと当初から「スーパーマルチ8」を使用してたんですが、「色白の人と色黒の人を描き分けたい」という気持ちが高まり、「これはマンガ家さん御用達のコピックなるカラーペンを使えばいいんじゃないか！」と何色か試してみたところ、盛大に裏写り（裏抜けっていうの？）することが判明。

↑こちら右ページで着色したオレンジや黒が
↓こちらの左ページに盛大に裏抜けorz

ネットでいろいろと検索した結果、水性カラーペンの方が良いことが分かって、STABILO Pen68のセットを日本橋で買ってきました。こいつをペンケースに入れて、食事やお茶の時間に色を塗っていると楽しい。

こうして着色したり追記が終わったメモは、iPhoneのアプリ"JotNot"で見開き2ページを1枚に撮影して形を補正し、Evernoteに送信します。そしてEvernote上でメモの本文からキーワードや固有名詞を入力し保存します。これでオールデジタル、検索も可能。運が良ければEvernoteが手書き文字も認識してくれるかもしれない（ま、私の字じゃ無理だと思うけど）。この方法は過去のどのやり方よりも自分にしっくり来ます。

こうした運用が可能になっているのもEvernoteの存在が大きいんですけど、とはいえMoleskineが持つ雰囲気が、手書きメモを取り続けるモチベーション維持に果たしている役割も小さくないと思います。
あと、この運用だと"SHOT NOTE"は要らなくなりますね（ゴメン！）。