Surface定例報告

さて、さらに1ヶ月が経過した我がWindows RT Surfaceです。


使用用途としては月に数回のパワーポイント再生およびベッドサイドでのHulu動画再生の2つのみ!
そこから用途が広がらないのは、結局使用していて楽しくないからです。


前回も書きましたが、ハードウエアとして大きな問題はないと思うのですが、ユーザーインターフェースおよび細かい動作の煮詰めが足りない(あるいは煮詰めた人の感覚が変)なことによる問題が解決されていないことです。
例えば、純正キーボードカバーを使わない、いわゆるタブレットモードで、画面のキーボードで入力していて「日本語」「英語(ま、私の場合は半角ローマ字の意味)」の切り替えをしたい、という場面はよくあります。
その場合、iPadだとキーボード右下部分がかな変換の時は「ABC」と表示され、半角英数のときは「あいう」と表示されます。つまり切り替えたい先の目的が表示されるんですね。「かな変換にしたい」と思ったら「あいう」ボタンを押し、「ここは半角英数」と思ったら「ABC」を押す。慣れのせいもあると思いますが、その方が直感的だと私は思う。
ところが、Surfaceの場合は逆で、キーボード上の「A」あるいは「あ」はその時のキーボードの状態を表しています。
「じゃ、ここから半角英数で」と思ってモードを切り替えようと思ったときに、「さて、どこで切り替えるんだっけ?」と考えてこの「あ」が切り替えボタンであることがすっと浮かびません。いっそ「英数/かな」とか書いてあれば分かるんですが。

Windows系はこの「直感的」というUI作りが上手じゃないので、今さら文句を言ってもしょうがないんですが。


あと、タブレットなので基本的にON/OFFはスリープモードで運用したいのですが、スリープ中の電力消費が大きい!電話の待ち受けをしているわけでもないのに、2日ほど放っておいてから使おうと思うとがっかりするほど電池が残っていません。普通のWindows PCを待機させているのと大差ない感じです。


何度も書きますが、こういったちょっとした嫌なところはおそらくソフトウエア的に解決できることが多いと思うのですが、購入2ヶ月経った今も有効なアップデートがされていません。


こうしたことを総合すると、RT Surfaceは少なくともタブレット初心者向けではないし、私のような歪んだ目的(携帯性の良いパワーポイント再生機)を明確に持っている人にしかお薦めできません。