松島は笑ふが如く、象潟は憾むが如し

Macは面白いですね。
Windowsのパソコンは「今、やってます、ほらこんなにハードディスクも動いてますし、データもばんばん送受信してますよ。もうすぐ表示しますから…」って汗かいて働いてるのがよくわかりますが、Macはユーザーに対して舞台裏を極力見せないようにできているようです。HDDアクセスランプもないし、無線LANもいつ繋がったのかわかりません。
「できてるってことは、やってるってことです」という、スマートだが限界がわかりにくく、意外と肝心なところで突然死するかもしれないエリートビジネスマンのような感じです。
USB機器の付け外しでも、Windowsはバルーンでいちいち表示し、急に外すと怒ったりしますが、Macは「MIDI入力デバイスが3個増えました」とかの表示がまったりと出てきて、OKすればおしまいです。
どっちが好きかなあと考えると、仕事での危機管理のことまで考えれば、トラブった時に自分でじたばた対応ができるWindows、趣味の世界では中身作りに没頭できるMacかな、という印象ですね。昨日からMIDIの打ち込みをちまちまやっていますが、Windowsだとパソコンと格闘している部分の意識が大きいんですが、Macだと中身の方に集中できるから不思議です。
パソコンのことを知らない人に薦めるとしたら、という話がよくありましたが、やりたいこと(作曲、お絵描き、ビデオ編集等)がはっきりしている人にはMacを薦めますね。で、とにかく「パソコンを覚えたい。覚えなきゃ」という人にはWindowsを薦める。そういうことだと思います。

自動車でいうと、Windowsは自分でチューニングできるスポーツカー(さすがにマニュアルシフトはやめて変速はパドル式セレクターが付いていますが)の流れで、MacはオートマチックにABS、トラクションコントロールも付いた楽ちんな最新GTカーというところでしょうか?