日経Web刊読めませーん

一応サラリーマンの端くれなので、日本経済新聞と聴くといろんな思いが出てくるわけですが、他の新聞社に先駆けて課金制のインターネット版が先週立ち上がりました。


Webならではの速報性+携帯電話でも読める、ということでとりあえずアカウントを作ってみました。4月末までは無料ということなので。http://www.nikkei.com/
一方その頃iPhone上ではN-Newsリーダーが使えなくなっていて、さて、これからiPhoneで読むにはどうしたら良いのか?


もちろんiPhoneにはSafariというフルブラウザーが内蔵されているので、それでPCサイトを見りゃ良さそうに思います。こんな感じになりますが。

非常にレイアウトが複雑で読み込みに時間がかかります。横向きで見るとか気長に待つなどの対処をするわけです。ただし、有料会員向けサービスをすべて使うにはログインする必要があります。画面右上の米粒なみのオレンジのボタンを押すとログイン画面になりますが、ここで入力を始めるとほぼ百発百中でSafariが落ちます。


この症状は、JRのエクスプレス予約でも見られたような記憶があります。エクスプレス予約の方では以前この日記でも書かせていただいた、丹羽善将さんのブックマークレットのおかげでなんとか実用になりましたが、この日経Web刊とのギャップはおそらく専用アプリが出てこないと埋まらないんじゃないでしょうか?
日本経済新聞を読む層、というのがどういうものか私はよくわかりませんが、最近の普通のサラリーマンにおけるiPhoneの普及具合とかを見るに「これをiPhoneで読めたら」という人はかなりの人数になると思います。日経の社長さん(?でいいのかな)もマスコミに登場して並々ならぬ決意を語っていらっしゃいましたので、ここはぜひアカウントを入力するとカスタマイズされたトップページが表示され、検索を含めたすべての機能にアクセスできる無料iPhoneアプリを配布していただきたい。


JRのエクスプレス予約も未だにiPhone(ていうかSafari?)未対応ですし、NHKオンデマンドはようやく4月からMac対応と既存の超大物コンテンツの電子化は常にこのテの残念感がただよう設計になりがちです。確かにITの世界は変化が早く、設計が終わってから思いもよらないフォーマットが主流になることは多いと思うので、難しいことは認めます。しかし、フォーマットを選択する際に「よりオープンな規格が主流になる」というITの歴史認識があれば、例えば2009年に立ち上がったNHKオンデマンドが「インターネットエクスプローラーに最適化」「Windows Media Player必須」ということにはならなかったと思うのです。あと、フラッシュが表示できないと次に進めない企業のオフィシャルサイトなども堪忍してください

追記です。上で書いたエクスプレス予約ブックマークレットから発展したiPhone用アプリが出ていました。早速購入しました(115円)↓
Rapidy