LAMY2000 ~急性万年筆病のその後~

やっぱりデスク用にもう一つ万年筆を買ってきてしまいました。
LAMY2000(FP)です。

LAMY ラミー 万年筆 ペン先EF(極細字) 2000 L01-EF 吸入式 正規輸入品

LAMY ラミー 万年筆 ペン先EF(極細字) 2000 L01-EF 吸入式 正規輸入品

いろいろと文具系の本や雑誌を読んでいて、デザインが気になったんですねえ。特にこの本。
文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学

文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学

1960年代に2000年を見据えて作られた、という誕生物語がいいじゃないですか。手塚治虫が描く21世紀、あるいはYMOが流れる未来都市。レトロフューチャーな感じがして。それはまるで我らが世代の象徴のようです。私自身、そういう者だと最近つくづく思うのです。


さて、デザインが気に入ったので買うことは決めたんですが、それなりの値段(定価24150円)がします。伊東屋とかで定価で買うのはちょっと負担。とはいえ、キャップレスを買った時に試させてもらったDialog3がかなり重くて書き味も太かったことを思うと、試し書きができないと不安です。通販で買おうにもペン先はFがいいのかEFがいいのか、怖くて決められません。

ネットをさまよって情報収集したところ、上野アメ横あたりには個人の万年筆屋さんがたくさんあって、価格もずいぶん安いようです。
そこで意を決して、ある意味有名らしい「ダイヤストア」に突入してみました。
噂通り年配の女性が一人で店番をしています。「何かお探しで」と尋ねられたので「LAMY2000万年筆が見たいです」と言うと、にこやかに在庫を出して来てくれました。いよいよLAMY2000とのファーストコンタクト。
Dialog3がかなりヘビー級だったので、2000もそうなのかと思っていましたが、樹脂ボディのせいか驚くほど軽い。サファリほど軽くはないですが、ちょっと拍子抜けするほど。


FとEFを出してもらいました。
ブルーインクを付けて試し書きをさせてくれます。
Fはやっぱり太すぎ。
EFは2本試させてもらうと個体によって太さがずいぶん違うようです。この辺が万年筆の難しいところですね。
でも、せっかくなので万年筆らしいインクがどばっと出る感じがいいかなと思って、あえて太く出る方のEFを選びました。
ダイヤストアのおばちゃんはカートリッジしか使ったこと無い私に、吸入式万年筆の使い方も丁寧に教えてくれたので、LAMYのブルーブラックのボトルインクも買ってきました。


近所でカリントを買ってきたような包装だがこれでも15000円くらいの買い物ヽ(´ー`)ノ

開けるとこう。


インクを吸入するためにお尻のネジを回し、この後、おばちゃんに教えられた通りにインクを入れてみました。

キャップレスより筆記角度を合わせるのが難しい(太さが違うから?キャップレスは角度関係なく書ける)のと、出だしが若干シブイのは慣らしが足りてないからかもしれませんが、一度調子がつくととても書きやすいです。字を書くことって、楽しいことだったんだなあ…。

ペン先の上半分が軸に埋もれている独特の形状。
仮性◯◯っていうなぁぁぁあ・゜・(ノД`)・゜


その後、以前買ったLAMYのSafariコンバーターを買い、ボトルの赤インク(パイロットの冬柿)を入れて赤ペンに。
伊東屋オリジナル・カラーチャートシリーズの2本入れペンシースを買ってきて、2000とSafariを並べて入れております。