アストロ球団3回表

出張から帰って、ビデオに録ったアストロ球団第三球(前編)を見ました。

いよいよロッテ戦が始まり、ロッテにはカミソリの竜とモンスター・ジョーがいる、という展開です。

カミソリの竜は三段ドロップに手がでませんが、カネやんは球一の消耗を見破り、勝負を焦るなとアドバイスするにくい役回りです。

一方、モンスター・ジョーは類なき動体視力の持ち主として原作通りに登場してきました。
昔のジャンプ・コミックスでいうと5巻あたりまできました。全部で20巻を30分18回でやるとすると、まあ順当なペース配分といえましょう。

アストロ球団」は破綻が多い、勢いだけと言われつつも、話の基本は「里見八犬伝」ですから、大きい筋というのはしっかりしてまして、このロッテ戦が終わるまでには、やっておかなければいけないことがたくさんあります。原作から省かれている「ふくしゅう球団戦」のエピソードも盛り込まなくてはいけないので、このロッテ戦にはノルマがたくさんあります。

ここからはネタバレになりますが、来るべきクライマックスであるビクトリー戦を迎えるまでに、ロッテ戦のうちにやっておかなければならないことは、およそ以下の通り。

  1. 球二の交代
    • 原作では無七志の殺人L字ボールの餌食になり死んでしまう初代球二がどのように退場するのか?まさか成田や木樽のビーンボールで死ぬのではヘボ過ぎですし…。意外と試合展開の中で超人としての実力がないことが明らかになって、すべてを告白して寺に帰る、とかいう地味な展開の可能性も?
  2. 三段ドロップ、ジャコビニ流星打法を粉砕された球一がスカイラブ投法を開発
    • 予告編で見る限りでは、三段ドロップもジャコビニもジョーが破ってしまうようですね。地下練習場のあるアストロ球場と違い、秘密特訓ができない巌流島球場で新魔球なんて開発できるんでしょうか?
  3. カミソリの竜の成長とアストロ入団
    • 三段ドロップとジャコビニ流星打法をジョーが破ってしまうと、カミソリの竜が地味になってしまいます。原作では起死回生の同点打をアストロの一員として放ち、最高にカッチョイイ入団を果たす竜ですが、ロッテの一員として、どう活躍し、何をきっかけに改心していくのでしょうか?
  4. 球四郎登場
    • 球場乱入は無理な場所(都内)にいる球四郎が、どのように超人たちと絡むのか?三段ドロップと似非スカイラブを投げてアピールする場が作れるのでしょうか?もちろん、ロッテ戦が終わってから「いよいよ登場」する手もありますが、原作での登場の仕方は、派手な予告編として秀逸であり、是非踏襲して欲しいのですが。

以上、毎週の放送の度に、期待4割・不安7割というのが私の心境です(勘定が合わないくらい揺れてます)。