奈良井宿再訪

金曜日まで出張だったのですが、今回の出張で、以前に食事だけして帰ってきた奈良井宿を再訪することができました。
奈良井宿は、今から10年くらい前に一度人気のピークがあったのだそうですが、当時は宿泊施設でもトイレが水洗でない、など都会からのお客が引いてしまう部分があって、リピーターが意外に少なく、一時の勢いがなくなっているそうなのですが、それでも魅力的な場所です(最近はトイレも水洗になったそうです)。
もともとコンビニとかカラオケボックスが似合う町並みではないので、不便を承知で行くところだし、分かって行けばとても良いところです(確かに、田舎なので宿の仲居さんなんかは、はっきり言って気が利かないところもありますが…)。
今回は夕方に到着して、宿にはいる前に1kmほどの町並みを一通り散策させてもらい、独特の家の作りなどを見せてもらったりして、十分に観光させてもらいました。

夜は川魚と手打ちそばとお酒をいただきました。
標高が1000メートルくらいあるので、夜は窓を開ければクーラー要らずです。朝方などは寒いほど。
昔は夜になると、すーっと気温が下がったものですが、コンクリート・ジャングル化した現代の都会ではそれも叶わず、24時間のほとんどをクーラーの風に当たりながら過ごしています。
ほんとの暮らし易さとはなんなのか?と考え直すにも良い町です。
本来なら「第三の波」のように、地方で暮らしつつパソコン通信で最先端の仕事をする、という生活がもっと広く実現していても良い時期で、そんなとき生活のベースとして、信州の高原なんていうのは素晴らしいと思うんですけど。