Palmマシン回顧録6 ClieT600C

2001年の夏、勤務地が仙台から東京に変わり、それまでのヨドバシカメラ・マルチメディア仙台店とデンコードーの世界から、この手のもののメッカである秋葉原まで自宅から30分という大きな環境の変化がありました。とっても危険だわ。
さて、T600Cは、モノクロのT400と同時に発売された新機種で、携帯性ではよりスリムなT400(薄い)がすぐれていたのですが、やはり一度カラー表示に慣れると、地味なモノクロ画面には戻れないかなあとT600Cを、開店間もないソフマップ有楽町店で購入しました。
この頃は、Palm機バブルといいますか、N700Cのところでも書きましたが、本家PalmVisorも合わせて新機種が次々に発表され、しかもその新機種が従来モデルに対して必ず、しかも数段高性能であるというサイクルでありました。
2001年末頃のことですね。その頃、私の友人は、私のPalm狂いに影響されてか"TRG-Pro"を購入し、しかも代官山で特注の専用ボディケースを作らせたりしてました。「月刊 奥菜恵」にVisorの広告が載ってたのもこの頃だったかなあ。
T600Cは単体では音楽再生ができないというNR700Cから後退する部分もありますが、電子手帳としての携帯性や使い勝手が明らかに向上していました。今思うと、このT600CとT400が、その後マルチメディア対応に先鋭化して行くクリエシリーズが、まだ「SONYPalm」だった時代の頂点だったのかもしれません。