Palmマシン回顧録3 PalmVx

SONYPalm機市場参入がパソコン関連の雑誌で取り上げられ、CLIEの具体的な情報が入るようになってきて、私は新発売されるCLIE2機種のうち、カラー液晶のS500Cを買おう、とすっかり決めておりました。
すると、よくある話ですが、不調だったWorkPadC3が前途を悲観したのか、ついに起動しなくなってしまいました(逆に、ちゃんと動かないと買い換えるぞ、と脅かすと動くようになる場合もあるやに聞きますが)。
その時点でCLIE発売まで約2週間。どうしたものかと1日悩んで、私は、その頃ついに正式に日本語版の販売を開始していた、PalmVxを購入しました。色はシャンペンゴールド。CLIEを入手次第、ネットオークションで売る、という前提でユーザー登録もせずに使いました。もちろん、形状や操作感はWorkPadC3と同様でしたが、最初から8MBのメモリを持ち、スマートな形状とシャンペンゴールドのカラーがよく似合う機械でした。そしてCLIE購入の後、予定通り売られていったのです。(つづく)