Palmマシン回顧録2 IBM WorkPadC3

公衆電話に置き忘れたWorkPadのデータは、紙の手帳に戻るには余りに惜しいものになっていました。
本来ならば、もう一度同じ機種を買ってきて、何事もなく同じ生活を再開すれば平和な毎日なんですが、どうせ買うならかっこいい方を、と2MBのユーザーメモリに不安を感じながらも、C3を代替品として買ってしまいました。
WorkPadとWorkPadC3は、かなり長い間併売されていました。
WorkPadは質実剛健、いざというとき安心な乾電池駆動、ユーザーメモリは4MB。
C3は薄型でスタイリッシュ。充電式。ユーザーメモリは2MB。ヘビーユーザーは従来のWorkPad、格好重視の人はC3とセグメントされて共存していたのでしょう。
当然、2MBのメモリは置き換えソフトとPIMのデータであっと言う間に手狭になりました。すると雑誌広告に「C3のメモリ増設サービス」という広告を発見。仙台から秋葉原まで4泊5日程度の旅をさせたところ、無事8MBのメモリを搭載して帰ってきました。この頃から本体を買うだけでなく、オプション絡みの出費が目立つようになってきたのだなあ。
さて、このC3ですが、メモリ増設等の無理が祟ったのか(?)、数カ月後に電源周りに起因すると思われるエラーが頻発するようになり、肝心なところで画面真っ暗、再起動という症状を繰り返すようになりました。
そんなころ、SONYPalm機を発売するというニュースが…。