PC昔話 第10話 SONY VAIO UX90PS
昔話シリーズの現段階での最終話となります。
先日売却したVAIO UX90PSです。
VAIOの"U"シリーズはそれなりに歴史がありますが、一貫して今で云うUMPCのシリーズ名でありました。
CPU インテル Core Solo プロセッサー U1300(1.06 GHz)*1
メインメモリ 512MB*2
ストレージ SSD16GB*3
形は小さくても値段は高級、夢のSSD搭載ゼロスピンドルモデルをSONY直販サイトでローンを組んで購入しました。SSDの狭さをごまかしたいのかOfficeバンドル版が用意されていませんでした。そのおかげでいろいろと苦労をしたのは、この日記でも公開したとおりです。
UX90PSについては、この日記ではずいぶんと悪口も書きましたので、良いことも書いておきましょう。
- 小さい
- TUMIの26121に本体とACアダプタ等の周辺機器を一揃え入れ、さらに書類も持ち歩けたのはこの小ささがあったからこそです。厚みはそこそこありましたけど。
- インテルのCore Soloは必要十分に速かった
- パワーポイントにリンクさせた動画(WMV形式)の再生でもほとんどストレスを感じませんでした。
- 外部ディスプレイの接続が簡単
- 作る側も自前のディスプレイの狭さを自覚していたためか、外部ディスプレイの接続が簡単で、出先のプロジェクターや外部モニター、さらにダウンスキャンコンバータを使用してのテレビとの接続が簡単。また、取り外し後の内蔵モニターへの復帰もスムーズでした。これらは今使っている工人舎PCにはない地肩の強さであり、基本的なところにしっかりお金が使われているモデルならではと思わされます。
- Felicaリーダー便利
一方、悪いところというか、どーしてもダメだったのが以下の点
- キーボードが打ちづらすぎ
- 手書き入力もいまいち
- わかってはいたが、画面小さすぎ
そんなわけで、VAIO UX90PSはその未来先取り的商品企画とデザインがビジネス・シーンには適さず、思いの外早期に私の手元を離れていきました。
もともとVAIOというPCはその発足時からMacを心のライバルとして、マルチメディアへの特化と本体デザインをWindowsの枠の中で追求してきました。当然、ビジネスシーンよりも趣味の世界での活用を望んでいたでしょう。それでも基礎体力の部分で仕事もそこそここなせると思っていたのが私の間違い、選択ミスだったのだと思います。
好きだったけど、一緒には暮らせないタイプだったのだなあ。