オーケストラ楽器別人間学

遅ればせながら、43歳になりました。ほっといてください。

さて、週末に名古屋で仕事があって、新幹線で帰ってきたのですが、名古屋から品川までの1時間半、読むものがないぞと思って名古屋駅売店で本を買ってきました。
茂木大輔著 「オーケストラ楽器別人間学

オーケストラ楽器別人間学 (新潮文庫)

オーケストラ楽器別人間学 (新潮文庫)

いやあ、久々に本を読んでふきだしました。
20ページに1回くらい、思い切りつぼにはまるところがありまして、新幹線の座席で「ぶっ」となること数回。茂木大輔さんは、N響かなんかのオーボエ奏者らしいのですが、その文章は平成の山下洋輔山下洋輔も平成の世に生きてますが)というか筒井康隆チルドレンというか、私の年代ではホントに良く分かるなあ、という文章なんですね。
全編冗談なんですが、国立音大とか出てる人なので話の最初のほうはちゃんとホントのことが書いてあって、途中から冗談が冗談を呼んで、どこからが嘘なのか分からなくなるという面白さです。
途中で、オーケストラならどの楽器が合うか、という占いみたいなところがあるのですが、私がやってみたところ、精神が安定しているときはオーボエ、ちょっとだめなときはサクソフォンとなって、ほぼ納得でした。