吾妻ひでおの逆襲?

マンガネタが続くなあ…。
先週のことだったと思うが、各ポータルサイトのトップページで、日本漫画家協会賞の大賞に、吾妻ひでお失踪日記」が決定した、というニュースが出ていました。
実は、つい先月に私も八重洲地下の本屋で平積みになっていたのを発見して、買って読みました。
吾妻ひでおは描けなくなった時期に失踪してホームレスみたいな暮らしをしていた、という話は、BSマンガ夜話でのいしかわじゅんのコメントなどで耳にはしていたが、ほんとうにホームレスだったり水道配管工をやっていたとは!
私はコアなSFマニアとかではありませんでしたが、年代的なもので自然に吾妻ひでお作品は目にしていましたし、初期の「ふたりと5人」なんかも親戚の家に行ったときに年上の従兄の本棚から「少年チャンピオン」を引っぱり出して読んでいました。
それにしても元々私小説作家的体質の人でしたが、とうとう自身の実話でベストセラーを出して、賞まで取ってしまったんですからすごいです。ちゃんとは知りませんが、この「失踪日記」、吾妻ひでおにとって過去最大のヒットなんじゃないでしょうか?
ちなみに私は、新井素子(ああ、なんか懐かしいぞ)との共著「ひでおと素子の愛の交換日記」シリーズが好きでした。「島尾敏雄でも読もう(真っ暗)」という場面が忘れられません。その後アル中になってたんだなぁ。

失踪日記

失踪日記