Palmマシン回顧録14 CLIE UX50

さて、延々書き続けてきたPalm機回顧ですが、現役の相棒であるUX50までたどり着きました。
とりあえず機能はTH55とほぼ同等+Bluetooth。ハードのデキはTH55より明らかに一段上です。今は在庫処分なのかTH55と同じ値段になっていますが、発売時では2万円分くらい違ったんだから、当たり前か。
私は、Palmにはキーボードは不要、とずっと思っていましたから、縦長二つ折りタイプのCLIEシリーズには見向きもしませんでした。TG50のキーボードは私にはまったくだめでしたし。
ところが、UX50の横長キーボードは使える。おかげで実はこの回顧録シリーズのほとんどはUX50を使って電車の中で書きました。さすがに親指2本でタッチタイプは無理ですが、TG50のキーボードでは思いもよらなかったことです(ただ端から見ると「ものすごくがんばってゲームやってるおっさん」に見えたかもしれませんが)。
欠点は、小さいボディが災いしてか電池の保ちが悪いこと。Handheld Engine搭載、といっても連続動画再生はほぼ1.5時間ですし、音楽再生させてるときも、常にバッテリー残量が気になります。電車の中での文章書きも拡張バッテリーあればこそです。TH55はその点、電池がでかいですから、結構タフでした。
あと、よく言われることですが、液晶をターンさせた時は縦表示にして欲しい。動画再生を考えたら横表示のほうが良い、という理屈らしいんですが、PDAとしては縦表示のほうがありがたい。こんなの、後からソフトで対応できそうだけどなあ(素人考え?でも、TH55ではできるんだし)。
さて、702NKがPIMの肩代わりをしている今、UX50はアドレスやTODOの台帳となり、マルチメディアと作文、ドキュメント・ビューワが主な仕事に変わってきています。私はPDA能率手帳のようであって欲しかったのですが、結局システム手帳のように使うようになってしまいました。その分、ノートパソコンを持たずに出かける場面が増えましたが。

SONY CLIE PEG-UX50 (PALM OS 5.2)

SONY CLIE PEG-UX50 (PALM OS 5.2)