Palmマシン回顧録13 CLIE TJ37

野心的で、でもちょっと力足らずな感じだったTH55に比べて既存の機能を手堅く最新のハードに搭載したTJ37は、少し前に発売されたシンプルなモデル・TJ25をほんの少し厚手にして、音楽再生機能とカメラを追加したマシンです。TH55の修理中に、ほぼすべて同じことができる代替品として購入しました(ボイス・レコーダーと動画撮影機能だけは付いてない)。http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-TJ37/images/index_2_1.gif
CPUはTH55の"Handheld Engineではなく、ARM系200MHzです。高クロックで常に全力投球するので、日常のPIM機能の立ち上がりも速く、きびきびと動きます。欠点をあげるとすれば、TH55に比べると電池の消耗が速いことくらいでしょうか?この辺は常時高速で動くCPUを搭載したこととのバーターなんでしょうね。
以前からのPalmユーザーにとっても違和感なく乗り換えられる機械だと思います。
ところが、噂では発売間もないにもかかわらず、早くも販売終了と聞いています。デザインがTJ25と共通で、以前のTシリーズの流れをくむ「電子手帳機能」を重視した商品企画だと思うんですが、TJ37ならではという特徴がないので引きが弱かったのでしょうか?