Palmマシン回顧録9 CLIE T400

T400

さて、安物衝動買いシリーズも終焉を迎え、少し正気に戻ろうと、過去のデバイスソフマップに総売却して、中古でCLIE T400を買ってきました。
PIM機能を冷静に追求した場合、このT400の仕様が必要十分と思って間違いありません。その根拠を列記してみましょう。

  1. モノクロならではの長時間駆動
  2. モノクロ16諧調・ハイレゾ表示でエクセル等のPCデータ閲覧性に優れている。また、写真を表示させてもモノクロなりに優れた再現性がある(風景は厳しいが人物ポートレート程度なら)。
  3. 小型軽量・Palm機の中でも最薄。携帯性が抜群。T600を皮1枚分スリムにし、Visor Edgeほど面積がでかくない、まさにスーツの内ポケットに入るサイズです。

以上、一言で言えば、WorkPadc3をちょっと発展させてリファインしたような特性であり、これ以降の、多機能を追求して満艦飾になっていった他のCLIEシリーズに比べると、地味な機械ではありましたが、ビジネス・ユースに於いて不足はなく、ほぼ完璧なお仕事用PDAとなっておりました。
ですから、このT400だけは「有事の際のバックアップ」として、今も手放すことなく、会社の引き出しの中で眠らせてあるのです。