スキャナーを買い換えた。Canon ImageFORMULA DR-C125

昨年、自宅の机を買って、ScanSnapの置き場所は最上段の窓際になったんですが、ScanSnap S300は使おうとすると後ろ側に書類が倒れるので、カーテンに干渉するのがずっと気になっていました。


そんなある日、ヨドバシカメラでほぼ垂直にそそり立つCanonのスキャナーを発見!名前もカッコイイ"ImageFORMULA DR-C125"
スキャナーとしての耐用寿命にはまだまだ余裕がありますが、A3サイズ読み込みにも対応できないし(S1100やS1500以降は二つ折りにして専用シートに挟んでA3をスキャンすることができる)、速度も鈍いのが気になっていたので、3つ理由があればいいか、と思ってCanonを連れて帰りました。

さすがScanSnapを見てから開発されただけあって、最近のScanSnapでできることはほとんどできます。ハードウエア側でスイッチ(とてもアナログなんですが)を切り替えることによって厚めのカードなども読み込むことができます。また、A3書類もハード側でこの厚紙モード(?)にし、ソフトウェア側で指定することによって、専用シートなどを使わずに折りたたんだA3書類を展開した形で読み取ることも可能です。


そんなことで使い始めて1ヶ月ほど経ったわけですが、ScanSnapに慣れた身には戸惑うことも多いですが、最終的なアウトプットは特に文句はありません。
例えば専用シートを使わないA3書類の読み込みは専用アプリケーションで「読み取り面半折」の設定を作っておき、スキャナの読み込み切り替えスイッチを切り替えることで、以下の様な結果が得られます。

ちょっと斜めになってますね。
専用シートを使うScanSnapの方が安定性はありますが、ImageFORMULAの方は折りたたんで投げ込むだけなのでこれは一長一短でしょう。特に画質に拘らず、情報が取り込めれば良いと考えればこれで十分。紙質によってはとてもきれいに取れることもあるし…。
また、見た目は大型ですが、いざ使用しようと開いたとき、接地面から後ろに張り出す部分が小さいのが良いです。接地面後端からは最小(フタを開けただけ)で2cm程度、最大(給紙サポーターを目一杯広げた状態)でも7cmくらいなので、かなり壁面に近い場所に設置できます。ScanSnapは給紙用のフィーダー(?)がかなり斜めに開きますし、そこからさらに書類が垂れ下がりますから結構奥行きを取るのです。

ただし、アプリケーションの操作性についてはさすがにScanSnapの方が一日の長があるかな?直感的に使えるのはScanSnapマネージャーの方です。


なにが違うって、ScanSnapは「これは取っておこう!」と思ったら、すぐにスキャナーを開いて紙を挿し、スキャンボタンを押す。これでとにかくPCにデータが入ります。そこからPDFとして保存するか、画像として保存するか、あるいはEvernoteに読み込むか(これもPDF or JPEGの選択が可能)をスキャン結果に応じて振り分けることができます。
一方、ImageFORMULAのアプリケーションはスキャンボタンを押す前に「この書類はどのように保存するか」を決め、予め目的に即したコースを選択してからスキャンを始めないと後から面倒なことになってしまいます。
確かにできることが幅広い分、すべて後処理というわけにはいかないのかもしれませんが、まだ慣れないというのが正直な感想です。