スマホ文具「マーカーシート」その後
夏は季節労働が忙しいので、前回の話をそのまま放っていたところ、一部に美しい誤解を喚んでしまったようでご迷惑をおかけしました。
そんなわけで、スマホ文具「マーカーシート」の後日談です。
この「マーカーシート」取り回しの点では「スマレコペン」よりも実用的であるとは思います。
しかし、実際に日々の切り取り作業に使ってみるといろいろと問題があります。
「紙の書類」というのは観念上は「平面」ですが、実際には立体であり、厚みもあれば折り癖もあります。まっ平らな「マーカーシート」がきっちりと密着する書類というのは意外と多くありません。マット仕上げのマーカーシートは、撮影上十分な透過性を維持しようと思うと、全体がきっちりと密着する必要があります。しかし、マーカーシートの自重だけでは紙の折り癖などにまけて密着している部分とやや浮いてしまう部分ができてしまい、浮いてしまった部分の再現性は落ちてしまいます。
さあ、どうするか?
一番いいのはマーカーシートを分厚いガラスで作って自重で紙を押さえつけてしまうこと…ですが、おそらく今の十倍くらいの価格になってしまうでしょうねえ(「スマホ文具プレミアム」とか言って出してみますか?)…。あと思いつくのはマスキングテープなどで密着させることですが、まあ面倒くさいので結局は「撮影範囲に干渉しないように隅っこを指で押さえつけて撮影する」という手段を常用することになります。ああ、残念。
続いて、アプリ側の問題も。
この間、アップデートもあったようで、認識率のアップなどが謳われていますが、それ以前の、設計上の考え方による問題がいくつか。
- 私のようにEvernoteに取り込もうとすると余計なお世話が多すぎる
- 1~4の番号によるフォルダ振り分けは意味が無いので使わない、のに毎回「フォルダを振り分けていないシートの保存先を選択してください。」と出るのが鬱陶しい。「フォルダを使わない」設定ができればいいのに!
- しかも上で無理矢理選んだフォルダ名がタグとして添付されるので、Evernoteにも要らないタグができるorz
- アップデートしてからは「カメラロールに保存しますか?」と毎回訊かれるのも余計なお世話。こういうのは初期設定でスキップさせて!
- アプリ設計上のセンスの無さ
そんなわけで、現在の「スマホ文具・マーカーシート」には不満な点がたくさんあります。
ただし、上に書いたように、そのほとんどはスマホアプリの機能をすっきり割り切って作りなおしてくれれば解決することが多いのです。どうかエレコムのプログラマーさんにちょっと本気出していただいて、Evernote連携メインでアップデートしていただくことを切にお願いして私の挨拶に代えさせて頂きます。
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