高いけど視認性抜群な予定表、「超整理手帳 for the iPad」

先週末、関西に出張してきまして、帰りの新幹線が混んでいたのでエクスプレスカードのポイントを取り崩してグリーン車で帰ってきました。


寝ながら帰ってくるつもりだったんだけど、なんとなくiPadApp Storeを覗いていたら、「超整理手帳」なる予定表ソフトを発見!


そうそう、90年代半ば、私は野口悠紀雄氏の「超整理法」の読者であり、当然のように1年ほど「超整理手帳」を使っていたのでした。
超整理手帳」は書く所が小さいので、当時の「訪問件数で勝負!」だった当時の私の仕事スタイルにはマッチせず、あまり長い付き合いにはなりませんでしたが、予定表としての優秀さはよく覚えています。


iPadにはこれといって予定表アプリを入れていなかったので、「Google Calendarと同期できるなら、買ってしまえ!」と思ってクリックしようと思ったら、なんと価格が1700円!「た、高い!」と思いましたが、見つけてしまった以上しかたない、とダウンロード。
そのまま新幹線内の無線LAN接続でGoogle Calendarの設定もして、ちょっと開いてみたら、笑えるほど紙の「超整理手帳」に忠実。蛇腹を折りたたむアニメーションまでありますw


本当の予定は公開できないので、かなり先のカレンダーをお見せしますが、最大表示で4週間(縦位置では2週間)、横位置最小だと24週間の予定表が表示されます(ただし、文字が視認できるのはぎりぎり12週サイズまででしょう。最近老眼気味なので、それも怪しいですが)。
それにしてもこの表示、紙の超整理手帳がなりたかった形が電子化されることで実現したとも感じられます。紙の厚さを気にせずに、前後何週間でも閲覧が可能になる(Google Calendarの同期する期間をどう設定するかにもよりますけど)わけです。


Google Calendarの同期も素早いです(iPad2の性能が高いからなのかもしれませんが)。各々の項目のメモ欄に追記をすればGoogle Calendarの「説明」欄にその内容が同期されます。
残念ながら、GoogleのTODOリストとは同期できないようですが、自前のTODOリストやデイリーメモを1日表示の画面に付箋風に貼付けることができます。最近は紙版でも採用されたらしいキリンマークの付いた大型ノートパッドや、計算機なども呼び出すことができます。


このように、iPadサイズならではの予定の一覧姓と必要十分な機能は、値段が高いんだから、という思いを差し引いてもよいアプリだと思います。


ただし多機能なせいなのかわかりませんが、動作の安定性について若干の問題があるようです。ときどき操作不能に陥ったり、「Google Calendarとの同期に失敗しました」などの表示に出くわします。
とはいえ、今のところエラーによってデータを失ったりしたことはありませんし、たいていはちゃんと終了させて立ち上げ直せば動くようになります。


今後のアップデートでの調整を願いつつ、久々のお薦めアプリとさせていただきます。


あ、あとアイコンがかっこ悪いので、変えて欲しいです(^_^;)