ダメもとだったけど意外と使えるSnapCal
Evernoteのクライアントソフトの上部に「トランク」というボタンがあって、クリックするとEvernoteに対応した、あるいは相性のいいハードウェア、ソフトウエアの紹介を見ることができます。関連商品というやつです。
その中にSnapCalというiPhoneアプリが紹介されています。
特長としては
- Evernoteとつながる
- Twitterとつながる
- Googleカレンダーとつながる
と書いてあります。
1は、Evernoteに取り込んだメモの中から日時を読み取りカレンダーに取り込んでくれる機能。
2は、その予定をTwitter上に投稿し、フォロワーに対してイベントの告知などが簡単にできるよ、という機能
3は、その予定表をGoogleカレンダーと同期できるよ、という機能です。
私はこれまではCalenGooを使っていました。Googleカレンダーを忠実に読み込んでくれ、TODOリストもシームレスに共有できる上に有料とはいえ価格も手頃だったからです。
唯一欠点は立ち上げたときにGoogleカレンダーを読みに行き、変更が反映されるまでにちょっと待たされることなんですが、これはどのアプリでも同じだろうと思っていました。
ところが、SnapCalはどうもしくみが違うようで、もちろん読み取り時間はかかるのですが、CalenGooに比べるとその時間がずいぶん短い。SnapCal自体がクラウドサービスであり、想像ですがSnapCalとGoogleカレンダーがまず同期されてそれを専用アプリで読むことによっていくらか高速化してる、とかそんなことなのではないかと思うのですが、本当のことはよくわかりません(ネットで調べてもいまいちちゃんとした解説に辿り着けないw)。
iTSの評価もバラバラでしたが無料ということもあり、導入してみました。
最初にSnapCalのアカウントを作成し、その後TwitterアカウントとGoogleアカウントの入力を要求されます。このへん、なにか悪いことに巻き込まれそうな怖さを感じますが、ままよと全部入力するとGoogleカレンダーと同期され(複数のカレンダーがある場合も複数を選択して同期が可能)ます。
月表示で1日3件まで予定が表示されますし、iPhoneを横向きにすると月表示の右側に選択した1日の詳細予定がみられますし、週表示では各曜日の予定をスクロールできるなど、なかなか優れています。
Evernoteからの予定の取り込みは、まずEvernoteに予定のもととなる記事(ウェブクリップやメールのコピペなど)を作ります。その記事に取り込み用のタグを付けます(「予定」とか「仕事」)とか。その後、SnapCalの設定画面でそのタグを検索させるとそれらの記事が並ぶので、選んでカレンダーに取り込めば良い、ということです。
認識の精度はそれなりですが、電子化されたデータを手打ちするよりは少しスマートに予定を作成することができ、それをTwitterで共有するのも簡単です。
ただし、現段階ではGoogleカレンダーのTODOリストは読み込めません。私はTODOに重要度もジャンル分けもしてないので、GoogleのTODOリストで十分、と愛用しているのですが、それを見られないのはちょっと残念です。そこで、EvernoteにTODOというタグの記事を作り、それをGoogleカレンダーに新設したTODOという名称のカレンダーに入れ、デフォルトのTODOリスト代わりにしはじめましたが、この管理が機能するかはもう少し使ってみないとわかりません。
とりあえず今日現在、「CalenGooより更新が早く、そこそこ見やすいスケジューラー」としてこのところ愛用しています。