ああ、もうちょっとなのにorz

iPhoneを使いながら、

  1. 音楽をたくさんとり込んである自宅のMaciPhoneの母艦として使いたい
  2. 仕事の連絡先は会社のPC(のOutlook)と常に同期させたい

を同時にやろうとすると、MobileMe!を使ってMac-iPhone-PCをクラウド上で同期させるというのが一番簡単です。ただし年会費が9800円也。
悔しいので最近は紙データをスキャナでちまちまPDF化してiDiskにアップロードして、「どこからでも参照できるぜ」と乙にいったりしていますが、クラウドのストレージサービスだけならフリーや安価なサービスがあるわけですから、これもどうかと思います。
しかもここに来て、昨日書いた「Outlook文字化け問題」もあって、「あーもー、気の利いたオープンソースのフリーアプリだけですべての環境を構築し直したい、という欲求がムラムラと高まってきました。
そこでまず、仕事用メーラーThunderbirdに変えてみよう、と思い立って導入してみると、Thunderbirdで一番参照しやすいアドレス帳がやはり「Google Contacts」。ところがここでまたGoogle Contactsのフリガナ問題が顕在化します。


「それではThunderbirdを使っている人たちはどのようにしておられるのか?」と思って「Google 連絡先 Thunderbird」とかを組み合わせてネット検索を繰り返していたら、こんな記事を発見。
「スマートフォンとモバイルを活用するメディア・エスマックス2010年08月26日 」「えど」さんの投稿
なんと、私に何の断りもなく(^^;)Google Contactsがフリガナに対応し、iPhoneとのアドレス帳の共有も実用レベルになった、というではありませんか!


すぐに頭の中に以下のような華麗な構図が思い浮かびます。

  1. PC-iPhone-Macで連絡先とカレンダー(とTODO)をGoogleで連携
  2. PDF化した書類は無料または安価なクラウドストレージに引越し(なんならEvernoteでも)
  3. 仕事メールはThunderbirdGoogleの連絡先を同期させてばっちり
  4. 文字化けOutlook、高額MobileMe!よ、さようなら~

ところが実際にやってみるとなかなかうまくいきません。


まず、上記の記事にあった、「まずはiPhoneの連絡先データをiTunes経由で流しこむ」段階で、「ふりがな入らず、姓・名逆転」が起きました。
そこでMacのアドレスブック(MobileMe!で常に同期しているので同じデータのはず)をvCardで書き出し、それをGoogle Contactsにインポートしてみました(ここでもう先程の記事から逸脱)。
Google Contactsのデータを開いてみると、しっかり姓・名の順もあっているし、ふりがなも入っています。あとはこのデータをiPhoneと共有すれば完成、のはず。


やってみました。
iPhoneの設定でExchangeのサーバーを「m.google.com」にして、同期開始。
iPhoneの連絡先を開いてみると一見うまくいったように見えます。ところがしばらくするとiPhoneの連絡先の画面に姓と名が逆転したデータが並び始めました。
山田太郎
太郎山田
山田花子
花子山田
のような感じに、です。
しかも不思議なことにふりがなは
やまだたろう
やまだたろう
やまだはなこ
やまだはなこ
になっています。

一見うまくいっているように見えたのは、MobileMe!と同期されていた元からあったデータで、その間にGoogle Contactsから落ちてきたデータが市松模様のように入り込んでいたのです。がっかり!
あわててExchangeのアカウントを削除して事無きを得たのですが、結局今回の挑戦も失敗に終わりました。
関連する記事を探してみると、Google Contactsの姓名のデータに半角スペースがあるとiPhone側で姓・名が逆転する、ということらしいのですが、私が見る限り半角スペースが入っているように見えません。おそらくiPhoneMacvCardデータはスペースで区切られているということなのでしょうが、それをどうこうしようという元気は今日の私にはありませんorz