ScanSnapでデジタル大掃除ができるのか?

1、2週間前の「めざましどようび」でデジタル大掃除というテーマの特集をやってましたね。
76歳の私の母があれを見て、「お前の部屋もやってみたらどうか?」と言ってたぐらいなので、インパクトのある内容だったんでしょう(笑)。近所に住んでいる母はしょっちゅう私のアパートに来ては洗濯物の回収などをしてくれているので、部屋の惨状なども分かっているわけです。


母に言われなくても、私は数年前からScanSnapの存在を知っており、脳内でシミュレーションはしていました。しかし、実際にやるとなるとPDFの閲覧自体がやっかいに思われたので挑戦はしてませんでした。
しかし、長生きはするもんで(?)、先日のiPadの発売に合わせてiPhoneでもiBooksが使えるようになって(「iなんとか」ばっかりで文章の語呂が悪いですが、これはアップルのネーミングのせいです)、PDFを見やすく整理し、どこでも見られる体勢が整いました。今はまだ日本語の本が買えませんが、「iBooks-iTunes-PDF」という組み合わせは、書類整理だけ考えても大きな可能性を持っているんですね。


とはいえ、導入するとなるとScanSnapは5万円くらいしますし、平綴の本や雑誌を分解するためには本格的な裁断機が必要。そう考えると、ちょっと踏み切れません。


ところが今日、月末の出張で仕事が遅れた分をとりかえそうと事務所で仕事した帰り道、秋葉原ヨドバシカメラのスキャナー売り場を覗いたら、「販売終了したScanSnap旧モデル(Mac専用)が在庫分のみ19800円」と大書してあるじゃありませんか?
定価で買うなら、「同時読取最大8枚、USB給電のS300M」は中途半端な機械なんですが、「19800円なら、『練習台』としてありじゃないか」と即決して買ってきました。本当に使えると思えば、将来、最新版ScanSnapと裁断機を買ったら良いじゃないか、と。

富士通 ScanSnap S300M(for Macintosh) FI-S300M

富士通 ScanSnap S300M(for Macintosh) FI-S300M


すぐに自室に戻り、実際に雑誌をバラして読み込んでみました。先日出張先のコンビニで買った、「iPhone Magazine vol.4」96ページ。これを5回くらいに分けてハサミで分解し、ScanSnapに取り込んでみました。

下の動画は同誌付録の、16ページの小冊子を取り込んでみた様子です。ACアダプタを使わずにUSB給電で接続してあります。


さて、ScanSnapの添付ソフトは、読み取った書類からPDFを作成し、それをローカルHDDか、ネットワークドライブ(アドレスを指定して)またはアップルの有料サービスであるiDiskの任意のフォルダを指定して保存することができます(他にもメールで送信したり、iPhotoに送ることも出来ます。メール送信ができるということは、Evernoteとの連携も可能ですね)。保存先をDropBoxフォルダに指定することもおそらく可能でしょう(まだやってませんが)。
とりあえず当初の目標通りにiTunesのライブラリに取り込んでみますとiTunesの「ブック」に取り込んだPDFが並びます。さらにiPhoneと同期した後、iPhoneiBooksを立ち上げてライブラリを「PDF」に切り替えれば取り込んだPDFの先頭ページを表紙にして取り込んだ雑誌が並びます(だから表紙から取り込んだほうがカッコいいです)。



とりあえず、旧モデルでもScanSnapが使えるデバイスであることはわかりました。
後は、これをいかに検索・閲覧しやすい形で保存していくか?
本と雑誌はiBooksでやるとして、仕事の書類とか請求書なんかを効率よく整理するにはどうしたら良いか?
Dropboxを使うか、iDiskを使うか、Evernoteを活用するか?
しばらくこの話が続きそうな予感。