Palmの終焉、なの?

Project Palmさん(でいいのかな?機長さんと書くべき?)の記事によると、Palm社は今後新しい"PalmOS"のデバイスを発表することはないのだそうです。
↓リンク
http://pp.typepad.jp/palm/2009/02/palmos-3f7b.html


はてなダイアリー」を始めた頃の私は"Windows CE"なんかもたまにはつまみ食いしたけれども、根底ではことPDAのプラットフォームとしては"PalmOS"が最良のものであると信じていました。唯一紙の手帳と置き換え可能で、かつ紙の手帳を上回る情報端末はPalmしかない、と。


しかし、日本国内では絶対的なボリュームが稼げなかったのか、SONYClieから撤退し、そして理由はよく分かりませんが本家のPalm社もなぜか今のような状況に…。携帯電話という存在がPDA市場を予期せぬ方向に押し流した、ということなのでしょうか?不思議で仕方ありません。
一方この間、私は私で「Palmに似た携帯電話」を探してNokiaSymbian OS機を3台を乗り継いだ後、iPhoneに辿り着きました。そして、今の私はPalmOS携帯をそれほど渇望することは無くなっています。それはiPhoneがある程度私を満足させてくれているからです。


iPhoneにはなんというか、えも言われぬ快感があります。
具体的には指で動作させるときの面白さ快適さ、携帯電話としては画期的なネットブラウジング、音楽プレーヤーとしての機能、サイズも含めたデザインの秀逸さ。更にiTSや"MobileMe"によるPCとの連携、かつてのPalmと同様に世界中のプログラマーによる豊富なアプリケーションの供給など。これらのトータルがiPhoneの魅力であり、個々の機能は他のデバイスでも実現されているのだろうけれど(あるいはPDAとしての使い勝手でPalmに劣るところも残っているけれど)、このような快感や魅力には繋がっていない気がします。
つまり私がアップル社の罠にまんまとハマったということでしょう。


そして私にとって一番の不満だった「エクスプレス予約」も丹羽善将さんの手によって、とりあえず(本当は携帯サイトと同じ操作性が欲しいのですが、それはJR東海またはSoftBank社の対応に期待するしか無い)実現した今、「iPhoneの機能に起因する不便さ」を感じる場面は順調に減り続けています。たとえ今不満があったとしても、時とともにそれを補完してくれるアプリケーションが開発され、iPhoneは成長し続けるはずです。


しばらくはiPhoneがどこまで行くのか、1ユーザーとして見ていようと思っています。