次善の策としての"Search Dial"

iPhoneには日々の予定や名刺データがどんどんと貯まっていくわけですが、そのデータベースを横断して検索してくれるアプリケーションがありません。


Palmであれば標準で「検索」ボタンがありましたし、Nokia携帯も"Search"というアプリケーションをインストールすることで同様のことができました。何度も書いていますが、私は仕事で用事がある人でも名前が覚えられないという、営業マンの風上にも置けない質なのです。私がPDAを使っている一番の理由は、「えーと、確かあの人はX社の人だよな…」という記憶をもとに名前を検索できる、ということなのです。


ところが、待っても待ってもそれらしいアプリケーションがApp Storeに出てきません。今日も仕事の途中でそんな場面があって、「えーと、えーと」と思ったんですが、iPhoneの連絡先をスクロールしていっても思い出せませんでした。


それが悔しくて、さっき家に戻ってからiTunesの検索窓に"Search"と入れてみると、"Search Dial"という115円のアプリが見つかりました。
説明文も英語だったのでドキドキだったんですが、日本語のコメントがあったので、それなら日本語も通るのだろうと思って落としてみました。
すると、完全ではありませんが、連絡先データについては、社名や会社の電話番号を検索して候補を出してくれるようです。

今日思い出したかった人は、社名ではうまく引っかかりませんでしたが、会社の市外局番で検索をかけたら出てきてくれました。今後のアップデートがどういうことになるか分かりませんが、例えば「普段会っている担当者の名前は分かるが、その人の上司の名前を忘れてしまった」みたいな場面であれば、担当者の電話番号を入力して検索することにより、その人の上司も芋づる式に出てくる、という使い方が出来ます。

追記です。
このアプリは前方一致検索だけをしているようで、「ABC株式会社」の人を探すのであれば「ABC」でヒットしますが、「株式会社XYZ」の人を探すときに「XYZ」と打ち込んでもヒットしません。「株式会社X」と入れればヒットします。面倒ですが仕方ないですね。

Symbian用の"Search"にはまだ及びませんが、次善の策として、しばらくこれを使ってみることにします。