PC昔話 第9話 Panasonic Let's note Light R1

しばらくお休みしていましたが、あと2台についてお話しさせていただきましょう。
今回は"Let's note Light R1"です。


Panasonicは元々地味だけれど使いやすそうなノートパソコンを作り続けてきたメーカーでした。使いやすさに拘ってサイズを犠牲にしてもトラックボールを採用し続けたり(薄くできない)していました。R1はそのトラックボールに変わるポインティングデバイスとして、現行モデルにつながる円形のタッチパッドを備えた、B5サイズのサブノートです。
以前に紹介した"mobioNX"や"CASSIOPEIA FIVA"に比べると常識的なサイズで、つまり、あくまで仕事に使える実用性を確保した中で小型化されたお仕事マシンです。
果たしてサブノートを使い慣れた私にとっては問題ないキーピッチが確保され、新規に採用された円形タッチパッドのスクロール機能も使いやすかったです。ま、今でもそうですが、Rシリーズはキーのストロークが浅いので感触はあまり良くないんですけどね…。

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、PentiumIII-M(933MHz・ULV)、メモリー:128MB(最大384MB)、HDD:20GB、LAN、USB2.0

久しぶりのIntel製CPUを搭載したパソコンは十分に速いし癖がありませんでした。ただし20GBのHDDはリカバリー用の領域が確保されており、実際にユーザーが使えるのは7割程度。しかもときどき「ポコンポコン」と音がするのが不気味でした。これは今使っている工人舎のSRも新品の時から音がします。メーカーはどこだっただろう?
R1は特にハード的にいじることもせず、3年後に私個人としては初めて会社貸与されたNECVersaProが配属されたのを機にビックカメラに売り、今も自宅で使っているiBook G4に更新されたのですが、その間HDDが手狭になった以外はほとんど不満はありませんでした。一度ビデオ編集をしようとしたら、さすがに辛かったとか、そんな感じです。


質実剛健だがサービス精神は不足気味。富士通のパソコンなんかに比べると買った段階でソフトが満載とかいうこともなく、コストパフォーマンスが高い感じはしませんが、使い込むほど味が出てくるタイプです。
先日も書きましたが、知人にモバイルPCの購入について相談されたときには、この"Let's note R"シリーズを薦めておけば後から恨みを買ったり、サポートさせられたりするリスクが低いですよね。