話せば長いフラッシュメモリの話

久々にVAIO UX90PSの話です。12月6日に会社帰りに秋葉原に行った話を書きましたが、その理由。


僕のUX90PSはゼロスピンドルモデルなので、HDD代わりの本体メモリは16GBしかありません。仕事で使うファイルだけとはいえ、最近の肥大化したドキュメントファイル(マクロが組み込まれていたり、パワーポイントで動画を参照したり)を保存していると、すぐにGB単位でディスクの空き容量が減って行きます。だから私は、補助として常に2GBのメモリースティック・デュオを挿していますが、それももう風前の灯。でも、ヨドバシカメラとかで更に大容量のメモステの価格を見ていると、結構良い値段しています。


最近はSDカードが非常に安いので、余計に悔しい。
ああ、またベータマックスの、エルカセットの、ATRAC3の…あとなんだっけ*1?忘れましたが、またソニーの負け組独自規格地獄に嵌まってしまったのかあぁぁぁぁ!*2


というわけで12月最初の日曜日に、半ばヤケ気味にPQIというブランドの4GBのコンパクトフラッシュメモリを買ってきました。フラッシュメモリならNEC製の会社のPC(VersaPro)ともやりとりが簡単ですし、場合によってはVAIOのドキュメントファイルを全部CFに入れて、会社PCとは(ACCUSYNCでのシンクロを止めて)CFメモリの抜き差しでデータのやり取りをしようかとまで考えたのです。
が、しかし、そのCFメモリをVAIOが認識しません。PCMCIAアダプタは、カードが挿さったことを認識しているのですが、そのカードをドライブとして認識しません。CFメモリのメーカーに症状を報告し、SONYのサポートにも連絡しましたが、結局ストレージとは認識しないまま。


ちなみにCFメモリそのものは不良品ではなく、会社支給のNEC VersaProでは何の問題もなく使えます。


そこで私と同様VAIO UX ゼロスピンドル・モデルのユーザーでもあるシステム室長氏にも相談してみたところ、そこで衝撃の事実が…。
「たとえ認識が上手くいっても、VAIO UXのCFスロットは転送速度が遅くて、大容量のストレージには使えないよ。64Kのピッチとかの通信カード用と割り切った方が良いよ」とベンチマーク結果まで教えてくれました。

「あー、やってしまったか…」と打ち拉がれた後、悔し紛れに「あきばおー」で8GBのメモステを買ってきたのが12月6日だったという訳なのです(ほら、長かった)。


けったくそ悪いCFメモリはソッコー売っぱらってやろうと思いましたが、その矢先に上司用にプレゼン資料を作る仕事があり、動画まで組み込んだらとてもメールで送れる容量ではなくなったので、そのCFカードVersaProから上司のパソコンに渡しました。


うーん、これはこれで便利か…。釈然としないけど…。

*1:我が家にはサンヨー製ベータマックスがあったが、エルカセットは持ってなかった。ベータマックスとエルカセットの両方を持っていたのは、当ブログでお馴染みのシステム室長です。

*2:昔、松下幸之助か誰か(え、大宅壮一だって?)が、ソニーは業界のモルモットだと云っていたような気がするが、ソニーがモルモットなのではなく、ソニー製品を買う客こそがモルモットだろう。