餃子靴

給料の安いサラリーマンが履いている安っぽい靴のことをギョーザ靴と言いますね。
私、この言葉の意味が、ずっと分からなかったんですが、この秋から履いていた靴のおかげで、やっと理解できました。


革靴のまま走ったり、クルマの運転をしたりすると、靴の横方向にシワがよりますね。
そして、それが繰り返されると靴にクセがついて、シワが定着してしまいます。
その形状は確かに餃子に似ています。


今、私が履いている靴がそうなっているのです。社会人になって以来、REGALより高い靴は買ったことがありませんが、たまたまこの靴はピンチヒッターのような形で慌てて買った安物だったくせに、つま先が妙にすっきりしたデザインだったのも、劣化を目立たせたのでしょう。


さて、この靴は内部やソールにウォーキングシューズのような新素材を使った物で、さぞかし丈夫なのだろうと思っていたのですが、急いでいる時に急激に方向転換した際に、斜めに力がかかった瞬間、全体が捻れて内部の新素材が捲れ、一気に内部から崩壊が始まり、ついには外側の革にも亀裂が入ってしまいました。


実働約3ヵ月。8000円くらいの安物とはいえ、もう少し頑張って欲しかった!