もはや心理学の問題

テレビの報道で流れている範囲では、参院選自民党の歴史的大敗のようですね。
一昨年の衆院選はなんだったのかというほどの手のひら返しな結果です。ただし、ここまではかつての土井社会党もやったのですが、結局次の衆議院選挙まではブームを繋ぐことはできず、政権交代までには至りませんでした(細川内閣は選挙結果というよりも、数合わせゲームの結果であって、結局選挙もなしに新進党社会党自民党と総理大臣が代わって行った)。
今回民主党がいくら勝っても、衆議院は与党が2/3を握っているから、結局衆参のねじれによって極端な法案は通らず、どちらに進むにも足かせがはまった状況が続きます。


結局、我々はもう理屈で投票をしていないということです。
とにかく今の政治が早く壊れるように壊れるようにという選択をしたのです。前回、小泉に勝たせたのは、民主党よりも小泉純一郎の方が手っ取り早く、より無責任に旧体制を壊してくれると見えたからだし、今回の参院選では小泉に比べて優柔不断でアピールの下手な安倍首相が、否応なく退陣するくらい極端に自民党を負けさせないといけないと考えたのでしょう。なぜか?これはもう政策や政治理念がどうこうではなくて、心理学の問題でしょうね。