都知事選終了

東京は都知事選が終わりました。
結果は今、テレビでやっている通り石原慎太郎が勝ちました。
今の国政への影響を考えると、この辺で石原慎太郎が負けるのも良いのではないかと考えていたんですが、やっぱり選択肢がねえ。
さっき、丸山弁護士がテレビで「結局人物比べになって、腐っても鯛の石原さんが勝った」と云っていましたが、本当にそう思います。


つまり都民から見た、というとお前が都民を代表するなと云われるので、あくまでも個人的に石原氏の人物を評価をしてみます。

  • プラス要素
    1. 70過ぎの爺さんにしてはカッコイイ(なんたって裕次郎の兄貴だし)
    2. 言葉の表現が(意識的な破調や不規則発言風言動も含めて)巧みである
    3. 国がやらない政策を進めた(ディーゼル排ガス規制、警察官の増員、横手基地問題など)
    4. 都の財政を立て直した(と云っている)
    5. 派手なイベントを作るのが上手い(東京シティマラソンとか、戦車が走る防災訓練とか)
  • マイナス要素
    1. 独善的であり、都政を私物化している(のではないか)
    2. 思想的にタカ派であり、対外的にはマイナスになる可能性が高い
    3. 弱者保護に対する意識が希薄である(のではないか)
    4. オリンピックなんて立候補して本当に大丈夫か?

差し引きで+1ですね。


差し引き+2の人が出てくれば、石原じゃない人に投票するわけです。
私はやっぱり菅直人に出て欲しかったなあ。
菅直人であれば、私の印象で点数を点ければ

  • プラス要素
    1. だいぶ歳をとったが、政治家の中ではまだカッコイイ
    2. 発言が比較的率直で、一般市民に語彙が近い(これ、本当に大事なことなんですよ)
    3. 大臣経験者である(石原と同等であるし、薬害エイズ問題で男を上げている)
    4. 市川房枝の流れをくむ市民運動のプリンスである
  • マイナス要素
    1. 一度フレーズを思いつくと同じことを何遍も繰り返すがセンスが古い(外見の割に意外とオヤジなのか?)
    2. チャンスになると下らない失敗をする(脇が甘い)

差し引き+2ですよ、ほら。