マスメディアにもアレルゲン表示をしたら

今、加工食品にはアレルゲン表示が義務づけられていますよね。
「卵・乳・小麦・そば・落花生」が原料に使われている場合、ラベルに表示しなくてはいけませんし、任意で「アワビ・いか・いくら・オレンジ・かに・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン」も表示することが推奨されています。アレルゲンは毒ではなく規制されているわけではありません。ただ体質によっては食べると危険だったりジンマシンがでちゃったりするということで、関係ない人にとっては美味しくて、かつ大切な栄養源ですし、もちろんこれらアレルゲン100%でできた食品だってあります。大切なのは必要な人にその情報が伝わることですね。


ところで、私も年を取って来たせいか、昔はニコニコとなんでも受け入れて見ていたテレビなんかも、最近は「なんだよくだらねえ」とか「こいつが出てたのかよ」と思ってチャンネルを変えてしまうことが多くなってきました。
最近、マスコミ関係者が「政府が規制を強化して報道の自由を侵害しようとしている」と訴えている場面を多く見かけます(たいてい筑紫さんとか櫻井さんが映ってますね)。民主主義の基本として報道の自由は保障されなければいけないと思いますので、ぜひとも規制は阻止されて欲しいと思います。
でも、実際にメディアによって嘘を信じさせられたり、不愉快な思いをする場面もあり、それに目くじらを立てる人がいることも事実です。日本人は自主規制が好きですから、怒られないように自主規制をしているうちに法律以上に厳しい規制が自主的にかかる可能性(現状は違うんですよね、よく知らないけど)が高いと思うんです。
自主規制よりも事前にアレルゲン表示をすることで、買う側・見る側が選択できるようにしたらいかがですか、というのが私の提案(ネタだろ?)です。


つまり雑誌なら後ろの表紙、テレビなら新聞の番組欄とスタート時のタイトルに、後から問題になりそうな「アレルゲン」を表示するわけです(デジタル放送だったら番組情報に入れられますね)。
表示義務となる主要5品目として「エロ・グロ・やらせ・宗教・暴力」。
表示推奨品の20品目として「乳首・ヘアヌード・流血・性的暴行・銃器・差別的表現・わいせつな表現・企業宣伝・政府公報・政治団体・オカマ・霊能者・素人・お涙ちょうだい・ヤンキー・カツラ・整形・みのもんた和田アキ子・亀田親子」などと表示するわけです(総務省で協議の上、随時表示対象が増えていく)。


出演者欄に書いてなかった嫌いなタレントを見て不愉快になったり、だまされて突然納豆が食べたくなっても、「そういえば『やらせ・企業宣伝を含む』って書いてあったな」と気がつけば、「自己責任」だとあきらめもつくじゃないですか。