太田裕美「始まりは"まごころ"だった」に寄せて

夕方の更新分に書いた通り、会社でちょっと仕事した後で秋葉原方面に出かけていったんですが、今日の買い物はCDでした。


というのも、いつものシステム担当氏が、「太田裕美のニューアルバム買った?」と訊いて来たんですが、こちとらノーチェックで何のことか分からず、慌ててアマゾンで調べたら「22年ぶりオリジナル・フルアルバム」とのこと。ま、これの購入担当は私だろうな、と思って買って来たわけです。
実はそのまま勢いで奥田民生「記念ライダー2号」も買って来たんですが、こっちの話はまた後日。


始まりは“まごころ”だった。

始まりは“まごころ”だった。

さて、太田裕美の話です。
今回の作家陣は、キンモクセイの人とか、ポルノグラフィティの人、BEGINの人などが集い、それぞれ子どもの頃の憧れとしての太田裕美に1曲ずつ提供して、それを本人が歌うという企画になっています。
ジャケットも昔ながらの年齢不詳の丸顔(50代にしてこの年齢不詳ぶりは阿川佐和子と双璧だと思いますが)で写っておりまして、声も"Far East"の頃に固まってからはほとんど変わっていません。


懐メロ番組などに出てくるとその他大勢的に「木綿のハンカチーフ」だけ唄って帰る太田裕美ですが、私ら1960年代生まれのオトコノコの、思春期において少なからぬ影響を与えた人であります。旧作も含めた解説を長々書きたい衝動もあるのですが、まあ今日は新作の話だけしておきます。


今回の作家陣は太田裕美全盛期には立ち会えてない、私たちよりも更に若い年代と思われます(って、よく知らない人が多いもんで名前からの想像ですが)。名前が分かるキンモクセイの人やポルノグラフィティの人に限って云えば、おそらく筒美京平や、大滝詠一をはじめとする"はっぴいえんど"関連のオベンキョウをしている中で出会ったんじゃないかと邪推します。
それはともかく、作家陣が若い割りに全体が地味と云いますか、近年発売していたミニアルバム群の延長線上にある気がして、もっと冒険しても良かったんじゃないの?と思っちゃいました。
若手作家陣の方が距離をつかみ損ねて遠慮したのかな?


というわけで、私もまさに全盛時の太田裕美に憧れた世代の一人として、彼女へのトリビュートを込めた曲を久々にPodcastに付け足してみました。サクラの皆様、またよろしくね。↓

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