またかよ週刊朝日

昨日、秋葉原に行く時に精神安定のための活字が欲しかったので駅の売店で「週刊朝日」を買いました。いつもは月曜発売ですが、9日が休みなので前倒しになってるんですね。

で、連休とか合併号とかちょっとイベントがある号になるとなぜか出てくるおなじみ今井舞。今週は「23時、ニュース戦争勃発」として日テレ・TBS・フジ三つ巴のニュース対決を女子アナの話題を中心に2ページ語るという内容です。
それにしても週刊朝日はなんでこんなに今井舞に執着するんでしょうか?亀田親子に入れあげるTBSのようです。実は本人がすごい可愛くて(女性なのだそうだ)、編集部全員がその魅力に参っちゃってるんでしょうか?
ご本人も新聞系週刊誌2ページの重さを意識してか、ちょっと芸風を変えてきました。TBS・ニュース23のメンバー交代を評して

血も繋がらぬ舅の介護に疲れ果て、息子の前妻(草野満代)は家を出て行った。

と展開。そのままTBSの女性メインキャスターが嫁、筑紫さんは要介護のボケ老人という見立てで今回はずっと押しています。
これはよくフェミニズムジェンダー論を得意とする方々が、仕事場における女性の立場を身近な例で喩える時に使うレトリックで、おそらく今井さん、いきなり融通無碍なナンシー関の真似は難しいと考えたのか、立場が一貫していてコピーがしやすいフェミニスト論客のフォーマットを借りることにしたみたいです。私も曲作りに行き詰まったら、小田和正の真似をすると作業が進みますからね。

でも、このページから7、8枚めくっていくとその本家である小倉千加子がやはりTV批評をやっています。死人に口無しのナンシー関はともかく、今生きてる本家がすぐ横にいるんだからこの手も(とくに週刊朝日では)乱用できまい。しかも思想に関係ないフォーマットだけの借り物だし。次回からどうする?と意外と楽しみにしている僕は今井舞ファン?


それにしても「ニュースJapan滝川クリステル」って、他局が戦略的に狙い撃ちしてくるほどメジャーな存在だったのか、と改めて驚いた。私もクリステル好きで視てるけどさ*1。TBSなんて、「とにかく外人みたいな女連れてこい!」ってやったら、あーなっちゃったんだからなぁ…。
自分の感性の平凡さに呆れる、というか日本人ってみんなバカ?とか、いろいろ複雑な思いであることよ。

*1:でも番組の尺だって実質20分くらいだし、もともと「プロ野球ニュース」の露払い番組だったんだけどなあ。