ついに実名報道されたWinny

このところの相次ぐ情報漏洩事件に関連して、ついに"Winny"が実名で報道され始めましたね。
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY200603170395.html
ちょっと前までは一般名で「ファイル交換ソフト」と云っていたと思うんですけども。
さて、このWinny問題ですが、もはや官房長官までが会見で名前を云ってしまったので、これからは規制が強まるばかりかな、という気がします。おそらく「自主的に」各プロバイダがファイル交換らしきトラフィック使用を見つけたらブレーキをかけるとかするようになるんじゃないでしょうか(もうやってる?)。
それにしてもぎりぎりWindows95以前からのPCユーザーとしては、あれを仕事のパソコンにインストールする、またはWinnyを入れたパソコンで仕事のデータを扱うという"厨房"ぶりには呆れ返ります(被害者?はみんな結構中堅どころの、分別ある年齢でね)。
Winny自体がどうの、ウィルスがこうのという前に、いくらドアが閉まっているからと云って玄関先に金庫を置いておきますか?という常識の部分で。
おまけに一度流出したデータはほぼ永久にネットに流通し続けるという無常感というか、やっちゃった感もひとしおです。


さて、それにしてもWinnyの作者(すみません名前を忘れました)には良い意味でハッカーとしての尊敬を覚えるとともに、同情の念を禁じ得ません。
いっそこの人がすごい悪人(例:帆場暎一)だったら、今頃はインターネットに繋がった全世界のコンピュータのドキュメントファイルが流出するようにできたかもしれませんねぇ。そしたら今の情報社会に対するすごいアンチテーゼだし、驚天動地のテロリズムになったでしょう(このネタで小説や映画が1本できますね)。
意外とそれで世界から戦争が無くなったりして!