アストロ球団 第9球(前編)

ああ、こうしてアストロ球団の話を書くのもあと2回になってしまいました。
今日も代休です。

物語はいよいよ佳境に入ってきました。
今回の放送が終わったところで9回裏2アウト満塁、得点は16対16。バッターは三萩野球五というところです。満塁で四番・球一が打って決着、じゃなかったところが渋い、と作者が「アストロ球団メモリアル」という本で自画自賛していたラストシーンが目前です。

アストロ球団メモリアル

アストロ球団メモリアル

さて、試合は原作どおりに終わるとして、第一話で絡ませた現役選手をどうやってアストロ・ワールドにくっつけていくかが最後の見所ですね。
予告では古田が球一の投球を見ていましたが、あれは比喩的表現のようでしたし、「超人だからいつまでも若いんだよ」とかいって、今のオールジャパンと戦う訳ではないでしょう。
あ、でも球一・五十肩、球二・座骨神経痛、球八・糖尿病とか違った意味で満身創痍になってて、「それでも一試合完全燃焼だあ」とかやるのもおもしろいけどな。マスターズリーグに参加したら、大沢監督がモンスター・ジョー連れてきて…(妄想が止まらないので以下略)。

話を戻しますが、「アストロ球団」放映の直接のきっかけは昨年のプロ野球再編問題でしょう。また、古田はじめ主要選手たちが顔出ししてるってことは、漫画の中でとはいえ、30年前に「新規参入」を認められなかったアストロ球団と、昨年選手会がおかれた立場が似ている、というシンパシーからなんだと思うんです。

それをふまえて、第一話で現代のこととして謎かけられたもの、

  1. シュウロがなぜ古田に「一試合完全燃焼」ボールを渡し、アストロ球団のことを伝えたのか?
  2. 現役プロ野球選手がなぜ2005年9月9日に発光体を見るのか?

の答が最終回に語られるのでしょう。

それを考えてみると、答は以下のようだろうと思います。

  1. アストロ球団」は30年早く生まれ過ぎた。今こそ僕たちが打倒大リーグ、世界制覇をやってやる!僕たちが現代のアストロ球団なんだ!と古田や小笠原や上原が空を見上げて誓う。ラストは星空バックに超人たちの勇姿…確率50%
  2. あの光を宿した子ども達が2024年に「アストロ球団Ⅱ」を結成する。そのときは温かく球界に迎えてやろう、と将来のコミッショナー就任も視野に入れる古田が心に刻む…確率30%
  3. あの光が落ちたところに超人がひっそりと暮らしている。*1みんなで迎えに行って名誉を回復してあげよう、と現役選手たちが超人を探しに行く…10%
  4. その他…10%

さて、正解は?って、スカパー見てた人には大笑いでしょうね!

*1:ちなみにアストロ超人は江川や掛布の1学年上ですから、選手としてはとっくに引退してる年齢ですけど、社会人としては働き盛り。まだまだ油っこい年齢です。球四郎なんかは巨大企業グループの総帥として利権を握り、JOC会長就任など栄華を極める一方、企業犯罪が発覚して東京地検特捜部にガサ入れされたり、女優や元スポーツ選手にあることないこと告発されたりしてそうです。球三郎は"LEON"のモデルをやっているでしょう。球六は宗教家になっているんではないでしょうか。