解散だ
意味も無く血が騒ぐ感じのニュースってありますね。
プロ野球で常勝じゃないチームが久しぶりに優勝した、とか、大企業が倒産した、とか…。衆議院解散なんていうのも、なんか血が騒ぎます。
良い引用先が無いが、とりあえず読売新聞ニュースでも引っ張っておきます。
http://news.www.infoseek.co.jp/yomiuri/story.html?q=08yomiuri20050808i212&cat=35
テレビ(地上波)では、今解散問題をやっているのは、報道ステーションのフライング拡大版だけです。さっきまで、NHKが生の総理会見をやっていましたが、通常のメニューに戻ってしまい、ほかの放送局も通常のドラマやバラエティをやっています*1。
小泉は相変わらず単純な論法で押し通しているので、話は簡単で分かりやすい。
今までも、いろいろ複雑なことを単純化して白か黒かとやることで、小泉は人気を保ってきました。今回も、小泉は、これは郵政解散であり、それに賛成するか反対するかで敵か味方か判断するし、国民もそこで判断して欲しいというメッセージを発しています。
民主党は今回、反対で固まっていたようですが、これでまた、「改革=小泉政権」「現状維持=その他」という図式になってしまいました。
私はぜひ、自民党も民主党ももう一度シャッフルして、大きな政府←→小さな政府、憲法改正←→護憲の縦横で分割された4政党くらいになってもらいたい。そうすればどこに投票すればよいかも判断しやすくなるってものだと思います。
今回の小泉の方針で、このまま郵政法案反対派をきっちり切り捨てれば、自民党はタカ派&小さな政府を目指す、純度の高い保守党になります。さっきの縦横分割でいくと右上の位置にはまります。左下には共産党がいるので*2、左上に今より純度の上がった民主党、右下に民主党の現状維持派と郵政民営化反対元自民が連合して第2保守党(過去のしがらみ&支持母体依存党?)という形になれば、90年代からやってる55年体制の刷新がなんとか形になると思うので、ぜひ大騒ぎになって、もう一度政党再編しないかなあ、と期待を持って見てみたいと思います。