どうかな?

先週の話。普段から仲の良い、本社のシステム担当氏が、僕が外回りで留守の間に電話をかけてきたらしい。「どこに行ってる?」とか結構訊いてきましたよ、と事務の担当から聞いたので、なにかと思って連絡してみると、
「あんた、小田さんのアルバム買う?買ったら急がんから貸してくれ(名古屋弁)」という。そんな用事かい!
彼にとっては、自分で買うほどのものではないが、興味はあるということか。
そりゃ、ここ20年近いつきあいの中で、オフコース関連とナイアガラ周辺、最近では宇多田ヒカル関連は私が購入担当だったが、すっかりノーチェックだったので、ちょっと虚を突かれてしまった。
まぁ、もともと過剰適応気味で他人から水を向けられると乗らざるを得ない性格なので、日曜日に秋葉原〜有楽町方面を巡回したときに、ビックカメラで買ってきました。知らないうちに使ってないポイントがたまっていたので、持ち出し無しで買えたし…。

とりあえず、貸しちゃう前に聞かなくちゃなぁ、と思い、家に帰ってすぐに聴きました。この年代の人は、セルフ・プロデュースでずーっとやってきて、そのまますっかり大物になってて、直近の作品(「自己ベスト」)はミリオンセラーですから、唯我独尊です。
大滝詠一山下達郎だと、基本パターンが10個くらいあって、そこから作ってくるからLP1枚もそれなりにカラフル(基本は「いつも一緒」なんだけど)に仕上がってくるのですが、小田さんはモノトーンで深く追求していくタイプなので、「ほとんどの曲がタイアップ!」といっても、派手な印象はありません。
私のように、このワンパターンがたまらないリスナーは良いんですけど、ヒットソング好きのシステム担当氏のお気に召すかな?

そうかな

そうかな