EXODUS聴きました
MSNのブログの初日に、「アマゾンで発売日にUtadaのExodusを買いました。感想はそのうちに書きます」という日記を書きました。
パソコンで取り込んで、PalmOS機のクリエTJ-37で、出張中に新幹線でゆっくり聴きましたので、ちょっと感想を書いておきます。
- アーティスト: Utada,T.Moseley
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2004/09/08
- メディア: CD
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で、出てきた音楽を聴いて、「そうか、YMOで来たか」と思いました。
宇多田ヒカルなら、多少ぎこちなくても日本人であるということをどこかで強調してくるだろうと予想していましたが、そのためのフォーマットとして、YMOの「テクノドン」風のサウンドを使ってきましたね。あと、ニンテンドー風のレトロなゲーム音(ちょうど任天堂のCMでやってる"EASY BREEZY"に顕著)。ちょっと日本に興味があるアメリカ人が考える日本的なもの。
もともと宇多田ヒカルは、自分のオリジナリティにこだわりつつも、売り出す際のフォーマットは市場にわかりやすいものを選択する、という計算高さというか、冷静さを持ち合わせているのが特徴でした。1999年の時点で日本市場で認められるために、MISIAをベンチマークにして「R&Bの歌姫路線」を採った様にね。自分の顔を整形してまでは市場にあわせないけれど、流行の化粧をするくらいは吝かでない、という意識だと思います。
てなわけで、今回の"EXODUS"について言えば、まあアメリカでの発売後、現地でのセールスがどうなるかは分かりませんが、とりあえず国内の週刊誌等では否定的な記事が多いです。でも、私はとりあえず、「あっちの市場向けとして」いいセンなのでは、と思います。私が年代的にこういうテクノっぽいのが分かりやすいせいもあるし、相変わらずオヤジ転がしなプロデュースですが、もう暫くだまされていきましょう、と思いました、はい。