i手帳を使ってみる

はてなアンテナでときどきチェックしている「桃ばいら」さんがiPhoneユーザーになられ、「i手帳」というアプリケーションの便利さについて書いておられました。
http://d.hatena.ne.jp/kagamimochi/20090726/1248652302

かなり前にiTSで見つけたときは「まだ使えない」というレビューが多かったので見送っていましたが、「桃ばいら」さんの記事を読むとかなり進歩している様子。
ただ、Palmの置き換えアプリと違って標準カレンダーのデータベースとは共通でなく、"MobileMe"で必死にパソコンと同期しているデータは参照されません。
その代わりGoogleカレンダーとの親和性はすこぶる高い様子。そこでまず「i手帳」導入の下準備として、EeePCOutlookGoogleカレンダーを同期してみることから始めました。すでにGoogleからはGoogleカレンダーOutlookの同期ユーティリティーが公開されており、やってみたらまったく問題ありませんでした。ということは、OutlookのデータをGoogleカレンダーを経由して「i手帳」に同期できるということです。


ならば試してみる価値十分と思い、昨日「i手帳」をダウンロードしてみました。
Organizer (Google Calendar? support)
「i手帳」はアナログ感覚で使える…と紹介されていますが、つまりスケジュール、テキスト、音声、写真、アドレス帳へのリンクなどを、データの種類を気にせずにひとつの画面にぺたぺたと貼り付けられるものです。
Microsoftの"One Note"にスケジュール機能がついたようでもあり、昔懐かしSidekickやずっと前に書いた気がするシャープの"Power PIMM"など、人生の断片と関連するデータを、情報端末の画面に貼り付けたくて仕方ない人にぴったりの設計です。
それは、あの、ソニーが"Clie TH55"で提案した「クリエ・オーガナイザー」の再来でもあります。


だいたい、この手の機能満載のPIMソフトはデータが増えるに連れて動作がひどく重くなり、理念の割に実用性がもにゃもにゃになりがちですが、21世紀生まれのiPhoneであればひょっとして見果てぬ夢をかなえてくれるかもしれないと、期待してしまいます。
例えば

こんな感じでその日食べた食事の写真を全部貼り付けて行けば「なんちゃってレコーディング・ダイエット」になるかもしれない。
音声や写真だけでなく、アドレス帳のデータも貼り付けることができ、「明日のこの場面で○○さんに電話することになりそうだ」と思えばあらかじめこんな風に

貼り付けておいて、名前の横のボタンあたりを押し続けるとダイヤラーが立ち上がります。


とりあえず将来にわたって決まっている予定は全部Googleカレンダー経由で流し込んでみましたが、さて使っているうちにどのくらい重くなるか、しばらく使ってみます。