はははははじょうぶだ

戦前生まれの両親およびおじおばたち、および子孫繁栄に熱心でない次世代グループで構成された私の家族および親類は、生物学的に(?)非常に厳しい状況に置かれています。父はせっかく肺炎の危機から脱して退院してきたと思ったら、家の中で一人で動こうとして転倒、大腿骨骨折でまた入院してしまいました。親戚中でいちばん頼りになる伯母も、年末から大病を患って入院中。父の妹と私の母がそれぞれの面倒を看る形での老老介護が続いています。
昨日、朝から父の再入院につき合っていた母は、出張から急遽帰京した私に会ったとたん気が抜けたのか、病院で主治医のカンファレンス中に貧血を起こして倒れてしまい、自分が救急センターに担ぎ込まれました。血液検査とCTスキャンをとられて結局病院から出られたのが夜の9時でした。
母は新潟の地方都市の出身で、「ゴジラの逆襲」の頃の小泉博に似ていた自衛官の父とバイト先の飲食店で知り合い、その後自衛隊を辞めて東京に就職した父の後を追いかけてきて一緒になりました(伝聞)。その後はほとんど父に裏切られ通しでめちゃくちゃ後悔しているくせに、父の具合が悪くなるともの凄く心配して自分の方が参ってしまうのだ。カワイイ人です。


私が一人でいる理由の(あくまでも、ですが)何分の一かは、父親を見ていると自分も生涯の伴侶たる女性に父と同じことをしてしまうだろうことが分かるから、というのが確実にありますな。