PC昔話 第8話 SONY VAIO PCV-W101/W〜本日をもってお役御免〜

私が東京に転勤になったのは2001年の夏でした。
不動産情報的には1Kから1Kへの引越だったのですが、仙台のKは実際はDKでしたから、私は前に書いたソーテックのミニタワーをラックに入れて、キッチンで椅子に座って使っていました。
でも、東京の部屋は掛け値なし(?)の1Kでしたから、ラック自体の持ち込みを諦め、ということは置き場所が無いのでソーテックPC自体が東京の部屋には連れて行けなくなりました。
そこで、葛西にすんでいる会社の先輩(当時既に一身上のご都合により違う会社でご活躍中であられた)に「使わなくなるパソコン要ります?」と訊いたところ、心良く里親になってもらえることになったので、引越の際に会社のライトバン(私と一緒に異動になった)で東京に向かった道すがらに先輩の自宅に寄ってセッティングしてしまいました。


そして私はすぐにデスクトップを省スペースのものに買い替えました。
と、書いたところで今日のお題のVAIOの発売年月日をみたら、半年以上開きがあります。あれぇ?私は大井町の部屋に入居するとほぼ同時に、座って使える小さいラックとVAIO W101を購入したと思っていたのですが、実際にはしばらくデスクトップ無しの生活をしていたようです。子どもの頃はビデオテープの様な記憶力だったのですが、最近はバグが多いなあ…。


そんなわけで、購入したのは多分2002年の5月頃だったんじゃないかと思うんですが、ビックカメラ有楽町で購入し、京浜東北線でえっちらおっちら運んで来たのがこちら…。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0110/sony1_11.gif
SONYの"VAIO W"の初期型、W101のホワイトボディです。ソーテックもそうでしたが、私はデスクトップはネットができて、なにか音楽ソフトが使えれば良いという考えでしたので、Celeron1.2GHzのCPUにメモリだけは倍(512MB)にして使いました。私にとって初めての"WindowsXPプレインストールモデル"です。
今でも似たコンセプトのVAIOはありますし、写真でも分かりますが、液晶モニタの後ろにPCとして必要なものを押し込んだ一体型で、キーボードもボディにくっついています。拡張性はノートPC並みなので、買った時の構成のまま壊れるまで使う、というのが正しい使い方です。
可もなく不可もなく、ただしCeleron1.2GHzはちょっと非力。最近の、ハードディスク録音とGS音源の演奏を同時にこなす作曲ソフトを使いこなすのはかなり厳しかったですし、デジタルビデオの編集もちょっと辛い。そんなマシンでした。今、私がiBookG4を使っているのは、このVAIOでは音楽制作は無理、と考えたことが大きいのです。
一度全く起動しなくなり(こんだけとっかえひっかえパソコンを使っていますが、我が身にふりかかったのは初めてのことでした)フルリカバリー作業を行いました。信用できなくなったので、後半生は映像ファイルの再生装置として、ほとんどキーボードから入力することも無く余生を送っていましたが、昨日、このGWの目玉だった部屋のがらくた整理の際に暇を出し、再度初期化しました。


レンタカーを借りて、購入したビックカメラ有楽町店の「Sofmap買い取りセンター(訳わかんないですね)」に行って買い取ってもらいました。
査定額14440円+XP上乗せキャンペーン5000円でした。いろいろ備品の欠損や汚れがあっていくらか間引きされましたが、5年使った査定額がほぼ購入金額の1割というところでしょうか?


そのまま、母を連れて生協に買い物に行ったり、がらくた整理の結果置き場所ができたので2個目の本棚を探しにいったりして、VAIOの買い取りでもらったお金はレンタカー代とそれらの購入に充当されました。
ちなみに借りた車は「トヨタランティス」でした。ランティスってのはファンカーゴの後継機種かなんかでしょうか?写真の真ん中です。最近の車はなかなか覚えられません。
ひとことインプレッションを書いておくと、燃費が良くてスペースユーティリティに優れています。欠点はCVTの癖なんでしょうか?発進でかっくん、停まる時もブレーキが最初ゆるくて遅くなってから急に利くので、またかっくんとなるので、低速域での速度調整がやりにくく、走って楽しい車ではありませんでした。