PC昔話 第6話 ソーテック Micro PC STATION 433D

今回は箸休めです。
私の場合、外にいる時間が長い仕事なので、基本的にノートパソコンがメインであり、その中にオフィシャルもプライベートもなく使うファイルは放り込むのが本来の使い方です。
ただ、外出先にあまりにも個人的な内容を持ち出すのも不安なので、ネットと作文ができる程度の据え置きパソコンがあった方が便利です。
その意味ではWindows95を入れたPresarioにしぶとく頑張ってもらっていたのですが、さすがに力不足な場面が目立ってきました。
それでいくらか臨時収入があったときに何でもいいや、という気分で衝動買いしたのがこの機種です。時期は前回の"CASSIOPEIR FIVA"の購入と近い時期だったと思います。
17型CRTモニタとセットのミニタワー、DVDドライブが付いて約12万円。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990601/sotec1.gif


なりはでかいがCPUはセレロン400MHzで、モニターもフルフラットではないトリニトロン管と、至って安普請にできています。ただ、パソコンって言うのは一皮むけばブランドに関係なく似たようなものですから、特に不満も不安もありませんでした。多分この大きさで組み合わせるのが、一番価格性能比が高いんでしょうね。値段から考えれば当然+αの価値がありました。なんたって初期投資12万円でDVDドライブ付きミニタワー1セットが手に入るんですから、良い世の中といえましょう。要は自宅でインターネットと映画鑑賞ができれば良かったのです。


結局このパソコンには後にYAMAHAの外付けスピーカーとTVキャプチャーボードが追加されるのですが、せっかくのミニタワーもそれ以上の手はかけずに使いました。
最終的に東京に転勤になった際に、葛西に住む会社の先輩に無償貸与させていただきました。後にその先輩が「もういらない」と言ったときに、一緒にソフマップに売りに行って、その夜の飲み代になったというオチが付いています。

ソーテックはこの後、iMacをパクったデザインの一体型パソコンを出して販売差し止めを食らったり、いろいろと話題を提供して笑わせてくれました。