やっぱり705NKで読書がしたい

やれ電池が心配だから音楽は聴かない、とか書いていますが、やはり混んだ電車の中で片手で読書をするためには、705NKにしかるべきドキュメントリーダーを入れたいわけです。
あちこち探してみるのですが、なかなかそれらしきアプリケーションが見つかりませんでした。


そこで、同じようなことを考えた人はいないかとGoogleで検索してみたら、"JavaFlavor Weblog"さんがズバリ「N73(705NK)で読書しよう- Mobipocket Reader」というエントリをアップしていらっしゃいました。
そこで紹介されているのが、Mobipocket eBook Readerです。アメリカの電子書籍販売サイトで提供されているもののようです。ちなみに対応している言語は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語で、日本語はありません。認証アプリなので、インストールは簡単で、MacでもPCでもsisファイルをダウンロードしてブルートゥースで送信し、受信したメッセージを選択するだけでインストールが始まります。


で、ここからちょっと一苦労。
もちろん、英語の本を読めるほどの甲斐性(?)はないので、日本語のテキストを読みたいわけです。早速おなじみの[http://homepage3.nifty.com/hatanaka/slave/:title=畑仲哲雄著「スレイヴ」をダウンロードしてみます。メモリーカードのルートに"eBooks"というフォルダを作り、そこにHONMON.txtをコピーすると、Mobipocketのリストに候補として出てきます。で、決定ボタンを押すと、想像がつくでしょうが文字化けしています。スレイヴはShift_JISエンコードされているんですね。
"JavaFlavor Weblog"さんも、BOMつきUTF-8のテキストなら、という但し書きをしていらっしゃいます。


それでは"Shit_JIS"を"BOMつきUTF-8(なんじゃそりゃ?)"に変換しなければいけません。
いろいろと紆余曲折があったんですが、秀丸エディタならなんとかしてくれるのではないか、と秀丸に読み込んで、ファイル操作のコマンドを見てみると、「ファイル」→「エンコードの種類」で各種エンコードが出てきます。その中に"UTF-8"もありました。よっしゃーとクリックして上書き保存し、705NKメモリーカードにコピーしてみます。


やっぱり文字化け。


「BOMつき」というのが曲者のようです。結局そこからいろいろ調べた上で、秀丸の「エンコードの種類」から「UTF-16、Big-Endian」という形式で上書き保存すると、おお、「スレイヴ」が日本語で読めます!

つまり、今後「青空文庫」などを読む場合は、

  1. テキストファイルをダウンロードする
  2. 秀丸エディタで読み込む
  3. ファイル→エンコードの種類→Unicode(UTF-16,Big-Endian)を指定して上書き保存
  4. メモリカード上のeBooksフォルダにコピー

という手順をふめば良いわけです。


電池の心配の無い会社の帰りなどに混んだ京浜東北線で読書するのに最適、というわけです。