ベタベタの小田節で

今日の午後、仕事の途中に車で表参道あたりを通りました。いつものようにニッポン放送テリー伊藤の番組を聴いていたんですが、代々木公園方面から表参道に出て来た辺に、すごい音量で音楽がかかっていたんです。
どうも小田さんぽいので、何事かとラジオを止めて窓を開けると、曲はゼッタイ小田和正なんだが声が若い。今、インターネットでいろいろと検索してみたら、これでした。

僕らの街で (通常盤)

僕らの街で (通常盤)

いやー、ジャニーズに提供したとは思えない、というか、「俺の音楽はこんなんじゃあ!」とわざとやってるみたいなベタな小田和正サウンドKAT-TUNもデモテープで聴いたのか、思いっきり唄い方が感染ってました。
試聴はこちら↓
http://www.j-storm.co.jp/kattun/disco/single/s_03.html#img01
「きみといるぅ、このっ、ばしょーがぁあ」って笑える。


アルバム"Three and Two"あたりまでは、小田さんは(少なくともレコードでは)無茶苦茶ストイックな、癖の無い唄い方をしているんですが、その直後あたりから母音で引っ張る、さらに高音の抜ける所で掠れさせるような唄い方を多用するようになってきました。「風に吹かれて」の「みだれてーるぅ」くらいからでしょうか?
その後、だんだん激しくなっていきまして、「君が、嘘を、ついた」の「よるがなぁがれーてゆーくぅうっ」あたりでほぼ今と同じになり、コーセー歌謡ベストテンでついに宮川泰先生に「小田節」と命名されたのが1984年のことでありました(我ながらよく覚えてるなあ、些末なことを)。


以来この路線を驀進して、もはや松たか子が唄おうがKAT-TUNが唄おうが、「小田節」ばりばり*1。バックのコーラスも当然自分でやっちゃう。しかもこの曲のタイトルなんて、「まだその組み合わせが残っていたか!」と膝を叩いちゃいますね!


本人が唄ったのをiTunesで出して欲しいな。

*1:12/10追記です。こう書きましたが、ジャニーズへの提供ということで、少なからず「夜空ノムコウ」は意識していると思います。理由はファンの方は分かりますね。