あたしンち12巻

午後から半日休日出勤だったので、出掛けに近くのセブンイレブンに行ったら、雑誌コーナーの端っこの単行本コーナーに「あたしンち12巻」が置いてあったので、つい買って来てしまいました。

あたしンち (12)

あたしンち (12)

どんどん重箱の隅をほじくるように狭い所に行き詰まっていくのかと思いきや、まだまだ笑わせてくれます。電車や喫茶店で読むと、笑いをこらえるのに必死です。


12巻で面白かったのは、お父さんが寝ているお母さんにするイタズラ。
また、漫画家けらえいこの力を感じたのは、あんなデフォルメした絵柄の中で、漫画の中でユズヒコが似顔絵を描く所(デフォルメの2乗!)。しかもちゃんと漫画の中の似顔絵に見えるのだ。これは本当にすごいと思った*1
あと、

  • 目のちいちゃいしみちゃんが、目的が露骨すぎるのが恥ずかしくてマスカラが買えない

のと

  • ユズヒコが「僕はこんなパンツがはきたい」と宣言するみたいだから母が買って来た気にくわないパンツをお店に交換しに行けない

のが似ている、という話は平均的な市民の自意識の分析としてとっても鋭い。
これから類推すると、ユズヒコはあと何年かしたら「僕はこんな女の子がタイプでーす」と宣言するみたいで恥ずかしいから、アダルトビデオがなかなか借りられない大学生になるんだろうな。

*1:もうちょっと描き込まれた漫画では、パトレイバーの中で風杜刑事が内海課長の似顔絵を手帳に描いていましたね。(c)ゆうきまさみ