仁志が巨人を退団すると聞いて

日帰り名古屋出張のついでに、以前仙台営業所勤務の頃仲良くなったお客さんと食事をしてきました。
お互いに転勤を繰り返して、今はその人が名古屋勤務で私は東京勤務なんですが、私自身は社内でもちょっと特異な担当になってしまい、その人の会社(全国に支社、支店があるんですが)を直接担当することはしばらくないんですけど。それでもありがたいことに年に数回プライベートでお会いするという、そういう関係が続いています。ま、長いサラリーマン生活、また一緒に仕事をする機会もあるかもしれませんが。


今日は途中から、日本酒に切り替えたので、酔っ払って訳が分からなくなり、帰りの新幹線でもずっと寝てたんですが、まだ直りません。


さて、昨日のニュースなんですが仁志が巨人を退団する(横浜にトレード)と聞いて、半分はやっぱりなあと思いつつも、往年の姿を思い出すと一抹の寂しさを禁じえません。
というのも入団以来の巨人の仁志に対する扱いは、幹部候補生に対するものだと思っていたからです。同期の清水は同じように活躍し、毎年のように3割を打っても「左投手が打てない」という上層部の思い込みからか、常に外国人とポジションを競わされている一方、仁志は2割8分、ホームラン10数本くらいの成績で押しも押されもせぬ内野の要。給料も清水よりたくさんもらっていたはずなんで。


ところが、そんな仁志も、どうも原監督になると干されてしまいます。


理由としてはアマチュア時代のパワーヒッティングの癖が抜けず、スモール・ベースボール(巨人の野球のどこがスモールなのかわかりませんが)のトップバッターとして適任でない、とかビッグマウスがいかんとか言われているようです。
私は原監督が仁志を嫌いなのは、「俺が引退してすぐに、新人の分際でソッコーで8番つけやがった。それもニシが8だから、とかくだらん語呂合わせで!」の一点だと思ってるんですけどね。それは仁志が悪いんじゃなくて、球団が悪いんですが。原監督も自分が永久欠番級の選手じゃなかったことは自覚してると思うんですが、やめ方が不本意で怨念が残っていたのでしょう(なんで落合に引導渡されなきゃいけないんだ、とか)。
私は仁志は巨人の中では成績の割りに華があるし、あのやりすぎな感じの守備位置変更とか面白くて好きだったんですけど。昭和30年前後生まれの監督候補(江川、原、ひょっとして篠塚、やめてくれ中畑)の人材が払底した後の世代として、仁志監督があるかなあと思っていたので、ほんとに切っちゃうの?ともう一度球団側に聞いてみたい気分であります。