中古カメラ探しの顛末

糖尿オヤジの玩具探しで、先日からフィルムカメラを探していたのですが、今日一応の決着をつけました。
まず、先日から話題にしていた「三宝カメラ」を覗いてみました。確かに種類も多いんですが、どちらかというと最近まで現役だったカメラをお値打ちに買うという目的に合うようなお店で、父に贈るには新しすぎるか、また年代のいってるのは趣味性が強すぎる機種が多いように感じました。
さてどうする?


と考えた時、「そうだ御徒町に行こう」と思いつきました。アメ横近辺にはその手のお店が多くありそうじゃないですか?
早速iタウンページで御徒町駅付近の「カメラ」を検索すると中古カメラ販売店が5件出てきます。
地図ページを702NK2でページ保存し、いざ御徒町へ。
まず、向かったのは駅から一番近そうな「起久屋」。地下鉄仲御徒町駅の出口に隣接しています。カメラ売り場はエレベーターでB1に。ライカ、ローライ多し。コダックシグネットというのを見せてもらいました。価格はケース付きで28,000弱。かっこいいけど、シャッターを手動でチャージしないといけないのはちょっと趣味的すぎるかなあと見送り。
続いてアメ横センタービル内「アメ横カメラ」。国産の懐かしいモデルがたくさん並んでいます。キヤノン・オートボーイなどは1万円未満で買えるようです。キヤノネットコニカを見せてもらいました。キヤノネットはQL19の委託品が19,800円、コニカC35は3万円弱。このころのモデルは露出計用に水銀電池を使っていたので電池アダプターが必要なのだそうです。コニカは店のものなので、店側でアダプター対応。キヤノネットは委託品なので電池アダプターは付かないとのこと。
どちらもいい感じでしたが、もう一ひねりしたいかなあと思って次の店に。
マルイシティの脇の「ミズタニ」はウィンドウを見ただけですが、高級一眼レフ主体だったので深入りせず退却。猫が3匹いました。
最後に行ったのが、アメ横センタービルから松坂屋を真っ直ぐ見ながら行くと右脇にある「秀光」という小さい店。ウィンドウを見ていると、5万円〜といった感じの商品の中に唯一15,800円という激安物件を発見。Balda Supermaticというどこの国のメーカーかも分からないカメラです。安いのも魅力ですが、ファインダーが大きい!これは見やすそうです。眼鏡が印象的な若旦那風のおじさんに声をかけて見せてもらいました。

出してもらうと、目覚まし時計のゼンマイのようなフィルム巻き上げと、リワインダーレバーがどちらも底面にある不思議な設計。フィルム交換のふたをどこであけるか、店のおじさんも分からなかったんですが、ボディ横に二つ並んだボタンを押すと、ぱっかんと開きました。

セレン露出計を内蔵したシャッター速度優先AEで、おじさんに訊いたところ、Baldaは旧西ドイツの大衆カメラメーカーだそうで、このカメラは1959年頃のものらしいです。

値段とファインダーの大きさ、操作の分かりやすさに引かれてこれを買ってきました。
帰りに秋葉原ヨドバシカメラで12枚撮りフィルム2本とクリーニングキット、ストラップを買って先ほど父に渡してきました。多少は興味を持った様子。使ってくれれば良いが。


それにしても中古カメラの世界は深いなあ。自分用にもなんか買おうかなとも思っちゃいますが、デジカメの手軽さを知ってしまうと、なかなかねえ。