金メダル、よかったね

今朝のフィギュアスケートは、ちょうど毎日の、普通に起きて出掛ける支度をする時間帯だったので生中継を見ることができました(電車はいつもより何本か遅くなってしまいましたが)。


荒川選手、素人目には完璧な演技で金メダル。良かったですね。
突出した才能のある人が、額面どおりの力を発揮して勝つところを見るのは爽快です。相撲で云えば魁皇が右上手投げで勝つところ、野球ならその昔、江川が9回裏を3者三振で完封勝ちするところとかですね。今日の荒川さんはそういう感じでした。


村主さんっていうのは金やん風に云うと「銀の人」で自分の仕事をきっちりやって、力が上の「金の人」が手を抜いたりミスしたりすると、すっとその上に行く。そういう人だと思います。野球で例えると荒川は江川で、村主は西本か。西本だって生涯成績では江川の上にいますからね。
安藤さんはたぶん「金の人」なんですが、成長期でバランスがくずれていて、20歳になった時に「金の人」でいられるか微妙、という感じ。あと2回オリンピックに出るくらい根性が続けば、いつか良い結果が出そうですが、とっとと引退しちゃいそうな気配もあります。


このオリンピックの結果だけで云えば、地味な中野さんを出しておいた方が、たぶん安藤さんより良い順位に入ったと思いますが、日本スケート連盟は金メダルが欲しかったんでしょう。金をとれる爆発力は荒川・安藤の二人にあり、村主は上位入賞か、あわよくば銅メダル狙い。


そう考えると、今回の三人の人選は世論にも合ってたし、ギャンブルと保険の両睨みができていた訳で、成功と言えるのではないでしょうか。
良かったね。