カウントダウンTV

昨夜、なんとなく寝そびれて、すごく久しぶりにCDTVを視ました。

じつは今、普通に暮らしていると、新しい音楽ってほとんど耳にしないんですね。コンビニには１曲通して聴くほど長居しないし（たいていタバコと缶コーヒー買ってすぐ出てきてしまう）、あとは仕事で車に乗ってる時にニッポン放送を聴くくらいですが、私が聴くような時間帯は、10〜20年前の曲がかかることの方が多いから、やっぱり新曲の情報は入ってきません（こないだ悪口を書いた変な曲は、ほんとたまたまなんです）。

だから、たまにCDTVなんか視ると浦島太郎です。

久しぶりに視て思ったのは、１曲の寿命がものすごく短くなっていること。「先週のおさらいトップテン」で上の方にいたのが今週は四十何位とかさ。いかに固定した客しか買ってないかが良く分かる（以前書いた松浦亜弥もここから脱せられないでいる）。
また、20〜40位あたりで演歌が頑張っているのは、全体のマーケットが小さくなっていることを窺わせます。
これじゃ、なかなか我々一般の中年まで新曲は届かないよなあと感じました。

昔の、相手かまわず耳たぶつかんででも聴かせるぞ、みたいな角川メディアミックス戦略が懐かしい（"NANA"はちょっとそんな感じでしたね。実際おっさんの耳にも入ってきたし）。

さて、昨夜のCDTVのゲストライブは浜崎あゆみ、あとはゴンチチが音階練習してるところの中継。もう一つは忘れました。w-indsだったかな。

浜崎あゆみはデビュー当時の、相原勇のような歌声が大嫌いで、それ以来避け続けてますが、出てきちゃあしょうがねえと思って我慢して視ました。せっかくマドンナが認めて取り入れた日本のアイドル風ファッションなのに、なぜ本家側が無批判に真似するかなあ。一ひねりして返してあげないと向こうもつまらないだろうに…という話はさておき、楽曲はデュラン・デュランの"The Reflex"の出だしを下敷きに、クイーンの"Radio Ga Ga"風コーラスをゴスペル隊にやらせる、という珍しく構成に気合が入った曲でした。

Bold & Delicious/Pride (DVD付)

作り手の意気込みは感じられたが、ギターのリフと音色が"Reflex"のままというのはいらぬ突っ込みどころだと思います。そこを変えときゃばれないのに…。
なに、こうして市井のおやじ連中が釣られるのを見て楽しんでるんだって？そりゃ恐れ入りました。