10年前のパソコンを思い出した

それにしても、シグマリオン3をいじっていると、92年頃だったろうか(もうちょっと前かも)、最初に(営業部用に)会社に入ってきた98NOTEを思い出す。総務にいた同期の奴に、「今度、営業用に98NOTE入れるから」と言われて、「球八ノート?カミソリの竜の打球は3時の方向に飛ぶんじゃい、とか書いてあるの?」とボケたことを思い出す。OSがMS-DOSの3.1かなんかで、ハードディスクがほんの少しで、データは全部フロッピーに保存して使っていた。
表計算はMultiplanだったっけ。シートが1枚しかないから、串刺し計算をするのには、「連結」っていうファイル横断での計算をさせなくてはいけなくて、フロッピーの容量いっぱい(ファイル8個くらい)の連結を指示して、1時間待ったりしたもんだ。機械音痴の後輩が日々の売り上げを打ち込みやすいように、マクロくんだりしてさ。
その後、94年くらいにダイエーで87,800円だかで買ったCOMPAQ Presario433が初めて自分で買ったパソコンだった。自分でサウンドカードをつけて、メモリーを増設した。
CPUも交換した。CPUを交換したら立ち上がらなくなって、サポートに電話したら、担当の女性に「CPUの上から、均等に力をかけて、よく押し込んでみてください」と言われて、「そんな単純なことで」、と思いながら言われたとおりにやってみたらあっさり動いたとき、僕はパソコンが怖くなくなった。「なんだ、その程度のものなんだ」とね(この頃泣く泣く安いパソコンのお守りをしたおかげで、2000年には一夜漬けで初級シスアドに合格できたくらいである)。
そうこうしているうちにWindows95が出たので、さらにスカジーカードを付けて1GBの外付けハードディスクを付けて、28800bpsの外付けモデムを取り付けた頃には、最初にダイエーに払った金より追加した部品代の方が高くなって、「こいつ、(タチの悪い女みたいに)金がかかる」と思ったものでした。シグマリオン3をいじっていると、なんかあの頃の、気難しくてちょとバカなPCを思い出す。